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上智大学法学部国際関係法学科 駒田泰土教授ゼミ志望理由書例:国際的な知的財産権法を研究する

議論の整理

駒田泰土教授は、知的財産権法、とくに知的財産権の国際的側面、ネットワーク関連発明の保護、特許権の属地性、ライセンサーの担保責任などを研究している。知的財産権は国家ごとの法律に基づく権利である一方、現代の創作物、ソフトウェア、デジタルサービスは国境を越えて利用される。

共通の前提は、発明や創作を保護しなければ技術革新の誘因が弱まる一方、保護が強すぎれば情報や技術の利用が妨げられるという点である。論点は、国ごとに成立する権利を、インターネットや国際取引の中でどこまで行使できるかにある。私は、生成AIやオンラインサービスを通じ、創作と利用の境界が曖昧になる時代に知的財産法がどのように対応するのかに関心を持った。

問題発見

私が研究したい問題は、デジタル空間で国境を越えて利用される発明・著作物について、知的財産権の属地性をどのように再解釈すべきかである。国内で権利が成立しても、侵害行為やサーバー、利用者が複数国に分かれていれば、どの国の法を適用し、どの範囲で差止めや損害賠償を認めるかが難しくなる。

この問題は、権利者だけでなく利用者や新規事業者にも関わる。過度な権利行使はイノベーションを萎縮させるが、保護が弱すぎれば研究開発投資が報われない。

論証

知的財産権の属地性は、各国の産業政策や司法制度を尊重するために重要である。国ごとに保護範囲が異なるからこそ、国内の民主的手続に基づいて権利の強さを決められる。しかし、デジタル技術は国境に沿って動かないため、属地性だけを厳格に守ると実効的な保護が難しくなる。

一方で、ある国の裁判所が世界全体に効果を及ぼす判断を安易に行えば、他国の制度選択を侵害する可能性がある。したがって、必要なのは属地性を捨てることではなく、国際的な利用実態、予見可能性、権利者と利用者の利益を踏まえた調整である。駒田教授の研究は、この緊張関係を具体的な法解釈として考える入口になる。

解決策or結論or結果

私は上智大学法学部国際関係法学科で、駒田教授の知的財産権法研究に学び、デジタルサービスにおける知的財産権の国際的行使を研究したい。具体的には、ネットワーク関連発明、ソフトウェア、AI生成物をめぐる事例を比較し、属地性と国際的救済のバランスを検討したい。

将来は、国際法務や知的財産戦略の分野で、技術革新を支えながら公正な利用環境を作る仕事に携わりたい。そのために、知的財産法、国際私法、国際取引法を重点的に学び、ケースメソッドを通じて具体的事案から法的判断を組み立てる力を身につけたい。

解決策or結論or結果の吟味

知的財産権を強く保護すれば必ず社会に良い結果が生まれるわけではない。教育、研究、二次創作、標準技術の利用など、公共的な利用の余地も確保しなければならない。逆に、自由利用を広げすぎれば、創作者や企業の投資回収が難しくなる。

私は、権利者対利用者という対立を固定せず、どの範囲の保護が技術革新と社会的利用の双方を支えるのかを研究したい。駒田教授の下で、国際的な知的財産権法の具体的な事例を読み込み、デジタル時代の法的調整を考えたい。

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