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上智大学法学部国際関係法学科 森下哲朗教授ゼミ志望理由書例:国際取引法・金融法・交渉学を研究する

議論の整理

森下哲朗教授は、国際取引法、金融法、交渉学を専門とし、金融取引やフィンテックに関する研究を行っている。国際取引では、契約、決済、金融規制、紛争処理、交渉が一体となって企業活動を支える。特にフィンテックの発展により、国境を越える送金、暗号資産、デジタル金融サービスが急速に拡大している。

共通の前提は、国際ビジネスには法的安定性と柔軟な交渉の双方が必要だという点である。論点は、金融技術の革新を促進しながら、利用者保護、マネーロンダリング対策、金融システムの安定をどう確保するかにある。私は、スマートフォンで国際送金や投資が簡単にできる一方、詐欺や規制の空白が起こり得ることに問題意識を持った。

問題発見

私が研究したい問題は、フィンテックを用いた国際金融取引において、利用者保護とイノベーションをどのように両立させるかである。新しい金融サービスは、銀行口座を持ちにくい人にも金融アクセスを広げる可能性がある。しかし、仕組みが複雑で、利用者がリスクを理解しにくい場合もある。

国境を越える取引では、どの国の規制が及ぶのか、トラブル時にどこで救済を受けられるのかも分かりにくい。技術革新が速いほど、法制度と交渉実務の整備が追いつかない。

論証

金融取引では、信頼がなければ市場は成り立たない。契約条件、決済の確実性、紛争解決手段、規制遵守が明確であることが、企業と利用者の双方にとって不可欠である。国際取引法は、その信頼を制度として支える。

一方で、規制を重くしすぎれば、新しいサービスの参入が妨げられ、利用者にとって便利で低コストな選択肢が失われる。だからこそ、法的ルールだけでなく、契約交渉、リスク説明、紛争予防の設計が重要になる。森下教授の国際取引法・金融法・交渉学の組み合わせは、この問題を実務に近い形で研究する基盤になる。

解決策or結論or結果

私は上智大学法学部国際関係法学科で、森下教授の研究に学び、フィンテック時代の国際金融取引における契約設計と利用者保護を研究したい。具体的には、国際送金、デジタル決済、暗号資産関連サービスを対象に、契約条項、説明義務、紛争解決手続を比較したい。

将来は、国際金融法務や企業の海外取引支援の分野で、法的リスクを予防しながら新しいビジネスを実現する仕事に携わりたい。そのために、国際取引法、金融法、交渉学を体系的に学び、契約書を読む力と相手方との合意形成力を身につけたい。

解決策or結論or結果の吟味

フィンテック規制の研究では、技術の新しさに引きずられて法制度の基本を見失う危険がある。新しいサービスであっても、契約、責任、説明、救済という基本問題は変わらない。一方で、従来の金融規制をそのまま当てはめれば、技術の利点を消してしまう可能性もある。

私は、新技術を無条件に歓迎するのでも規制で止めるのでもなく、利用者が理解し、企業が予測可能に行動できる取引環境を研究したい。国際取引法と交渉学を同時に学ぶことで、紛争が起きてから争うだけでなく、紛争を予防する法務のあり方を考えたい。

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