【お知らせ】毎年帰国生・自宅浪人生・仮面浪人生始め多くの合格者!慶應小論文対策講座

上智大学法学部国際関係法学科 松本尚子教授ゼミ志望理由書例:西洋法制史と比較法を研究する

議論の整理

松本尚子教授は、西洋法制史、ドイツ法、近世近代ドイツの公法・行政法史、明治期日本に導入された西洋裁判制度の運用、ナチス時代の法学と裁判を研究している。法制度は条文だけで成り立つのではなく、その時代の政治権力、社会構造、裁判実務、普通の人々の紛争経験の中で運用される。

共通の前提は、現代の法制度を理解するには、その制度が歴史的にどのように形成され、どのように使われてきたかを知る必要があるという点である。論点は、近代法が自由や権利を拡大した制度として評価される一方、国家権力の統治技術としても機能してきたことをどう理解するかにある。私は、法律が正義の道具であると同時に、時代によっては人々を統制する道具にもなったことに強い関心を持った。

問題発見

私が研究したい問題は、外国から導入された法制度が、日本社会の中でどのように運用され、元の制度とは異なる意味を持つようになったのかである。明治期日本は西洋法を取り入れたが、条文を輸入しただけで社会の紛争処理がそのまま変わったわけではない。

現代でも、海外制度を参考にした法改正は多い。しかし、制度の歴史的背景を理解せずに形だけを導入すれば、現場で予期しない運用が生じる。

論証

法制度は、理念、条文、裁判所、行政、当事者の行動が重なって初めて機能する。西洋の裁判制度が日本に導入された時も、実際の運用は日本の社会関係や行政実務に影響されたはずである。制度比較では、条文の類似だけではなく、裁判記録や当事者の行動を見る必要がある。

また、ナチス法学の研究が示すように、法は権力に抵抗するだけでなく、権力を正当化する言語にもなり得る。だからこそ、法を学ぶ者は、制度がどのような社会的条件の下で人々を守り、どのような条件の下で人々を抑圧するのかを歴史から学ばなければならない。

解決策or結論or結果

私は上智大学法学部国際関係法学科で、松本教授の西洋法制史・比較法研究に学び、明治期日本における西洋裁判制度の受容と運用を研究したい。具体的には、当時の裁判記録や法令、ドイツ法との比較を通じて、輸入された制度が日本社会の紛争処理にどのように根づいたのかを分析したい。

将来は、法制度改革や国際協力の場で、外国制度の導入を歴史的・比較法的に評価できる人材になりたい。そのために、法制史、比較法、国際関係法を学び、制度を表面的な成功例としてではなく、社会に根づく仕組みとして理解する力を身につけたい。

解決策or結論or結果の吟味

法制史研究は、現代の政策課題から遠いように見えることがある。しかし、過去の制度運用を知ることは、現代の制度改革がなぜ失敗するのか、なぜ予期しない効果を生むのかを考える手がかりになる。

私は、歴史研究を過去の知識として終わらせず、現代の法制度を批判的に見るための方法として使いたい。松本教授の研究姿勢に学び、権力者の語る歴史ではなく、裁判記録や当事者の経験から法の実像を読み解く研究に取り組みたい。

AO入試・小論文に関するご相談・10日間無料添削はこちらから

「AO入試、どうしたらいいか分からない……」「小論文、添削してくれる人がいない……」という方は、こちらからご相談ください。
(毎日学習会の代表林が相談対応させていただきます!)

累計100名以上が早慶上智に合格しています
いますぐLINEで相談する!
受験相談・体験授業は10日間無料です