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上智大学法学部国際関係法学科 加藤浩三教授ゼミ志望理由書例:対外経済政策と経済ナショナリズムを研究する

議論の整理

加藤浩三教授は、政治経済学、とくに日本とドイツの対外経済政策比較、近年では経済ナショナリズムや言語政策の社会学的側面にも関心を広げている。対外経済政策は、自由貿易や国際協調の理念だけで決まるのではない。国内産業、労働者、政党、世論、歴史的記憶が政策選択に影響する。

共通の前提は、グローバル経済への参加は国家に利益をもたらす一方、国内に勝者と敗者を生むという点である。論点は、国際競争力を高める政策と、国内の雇用・文化・共同体を守る政策をどう調整するかにある。私は、自由貿易が経済全体には利益を生むと学ぶ一方、地方産業や労働者の不安が政治的反発を生むことに関心を持った。

問題発見

私が研究したい問題は、グローバル化の利益が十分に説明されないまま進む時、なぜ経済ナショナリズムが強まり、対外経済政策が保護主義へ傾くのかである。これは単なる感情的反発ではなく、利益配分や社会的承認の問題を含んでいる。

日本でも、通商政策、外国資本、移民労働、言語教育をめぐって、国際化への期待と不安が同時に語られる。国際関係を理解するには、国際制度だけでなく、国内政治と社会の反応を分析する必要がある。

論証

対外経済政策は、輸出企業、輸入競合産業、消費者、労働者の利害を同時に動かす。全体として利益があっても、その利益が一部に集中し、損失が特定地域や産業に偏れば、政策への支持は弱くなる。政治はこの分配問題を避けられない。

さらに、経済ナショナリズムは所得だけでなく、言語、文化、職業的誇りとも結びつく。国際化によって自分の技能や生活様式が軽視されると感じる人々は、経済政策をアイデンティティの問題として受け止める。加藤教授の比較政治経済研究は、対外政策を国際市場と国内社会の連関として見る視点を与えている。

解決策or結論or結果

私は上智大学法学部国際関係法学科で、加藤教授の政治経済学に学び、対外経済政策と国内政治の関係を研究したい。具体的には、日本とドイツの通商政策や産業政策を比較し、どのような制度がグローバル競争への適応と国内の社会的安定を両立させているのかを分析したい。

将来は、国際経済政策や企業の公共政策部門で、国内社会の反応を踏まえた国際戦略を立案できる人材になりたい。そのために、政治学、国際経済法、比較政治、社会学的視点を学び、法と政治経済を横断する分析力を身につけたい。

解決策or結論or結果の吟味

保護主義への反発だけを批判しても、問題は解決しない。国際化に不安を持つ人々の経験を軽視すれば、むしろ政治的分断は深まる。一方で、国内保護を優先しすぎれば、国際協調や消費者利益が損なわれる。

私は、自由貿易か保護主義かという単純な対立ではなく、利益の再分配、職業訓練、地域政策、説明責任を組み合わせた対外経済政策を研究したい。国際関係法学科で法と政治の両面から学ぶことで、現実の政策対立を解ける視点を養いたい。

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