議論の整理
三浦まり教授は、現代日本政治、比較福祉国家、ジェンダーと政治、ケアと政治、ジェンダー平等政策、女性の政治参画、議会ハラスメントを研究している。地球環境法学科でこの研究に注目する理由は、環境危機や災害、ケア負担が社会の中で均等に分配されず、性別や家族役割によって偏りを生むからである。
共通の前提は、政策は中立に見えても、実際には社会の権力関係や代表性に影響されるという点である。論点は、誰が政策決定に参加し、誰の生活経験が制度に反映されるかである。私は、防災や環境政策の議論で、家事、介護、地域ケアを担う人々の視点が十分に扱われていないことに関心を持った。
問題発見
私が研究したい問題は、環境災害や地域政策において、ケアを担う人々の負担と声が政策決定にどのように反映されるべきかである。災害時には、避難、食事、衛生、子どもや高齢者の世話など、生活を支える仕事が急増する。
しかし、それらは家庭内の当然の役割として見えにくく、政策資源の配分でも後回しにされがちである。環境問題を持続可能性として考えるなら、自然環境だけでなく、ケアを担う人の持続可能性も考えなければならない。
論証
政策決定の場に多様な人が参加しなければ、制度は一部の経験を標準として作られる。議会や行政に女性やケア経験者が少ない場合、避難所運営、生活支援、地域復興の設計に偏りが生じる可能性がある。
また、ジェンダー平等政策は福祉政策だけの問題ではない。環境、防災、都市政策、労働政策のすべてに関わる。三浦教授の研究は、政治参加と政策内容の関係を明らかにし、代表性を制度の質として考える視点を与えている。
解決策or結論or結果
私は上智大学法学部地球環境法学科で、三浦教授のジェンダー政治研究に学び、環境災害時のケア負担と政策参加を研究したい。具体的には、自治体の防災計画、避難所運営、復興政策を対象に、女性やケア当事者の参加が支援内容にどのような違いを生むかを分析したい。
将来は、自治体政策やNPOの分野で、環境・防災政策にジェンダーとケアの視点を組み込む仕事に関わりたい。そのために、行政学、ジェンダーと法、環境法を横断して学び、生活経験を政策へ翻訳する力を身につけたい。
解決策or結論or結果の吟味
ジェンダーの視点を入れることに対して、環境政策の本筋から外れるという批判があるかもしれない。しかし、政策の影響を受ける人々の生活を見なければ、制度は実行段階で機能しない。
私は、ジェンダー平等を別枠の課題としてではなく、環境政策の実効性を高める条件として研究したい。三浦教授に学ぶことで、誰が意思決定に参加するかが政策の質を左右することを実証的に考えたい。



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