議論の整理
大竹恒平准教授は、マーケティング・サイエンス、ソーシャルメディア情報を用いた消費者の購買行動プロセスを研究している。消費者は、企業広告だけでなく、口コミ、レビュー、インフルエンサー投稿、友人の反応を見ながら商品を選ぶ。購買行動は、検索、比較、保存、共有、購入後の投稿まで連続したプロセスになっている。
共通の前提は、デジタル時代のマーケティングでは、消費者の行動データを分析することが不可欠だという点である。論点は、SNS上の情報が購買を促すのは、商品の機能情報によるのか、社会的承認や共感によるのかにある。私は、同じ商品でも友人の投稿を見た時の方が広告より強く印象に残ることに関心を持った。
問題発見
私が研究したい問題は、SNS上のどの情報が消費者の購買意思決定に影響するのかである。いいね数、コメント、投稿者への信頼、写真の雰囲気、使用場面の具体性など、購買を動かす要因は複数ある。
企業が単に投稿量を増やすだけでは、消費者の信頼は得られない。消費者が自分の生活に結びつけて理解できる情報が、どのように購買へつながるのかを明らかにしたい。
論証
SNSは、消費者同士の情報交換を可視化する。企業が発信する広告よりも、実際に使った人の投稿が信頼される場合がある。これは、消費者が商品情報だけでなく、他者の経験を手がかりに不確実性を下げているからである。
一方で、SNS上の情報は偏りやすい。人気投稿やアルゴリズムにより、特定の評価が過大に見えることもある。マーケティング・サイエンスでは、印象だけでなくデータを用いて、どの情報がどの段階の意思決定に効いているかを検証する必要がある。
解決策or結論or結果
私は上智大学経済学部経営学科で、大竹准教授の研究に学び、SNS情報と購買行動プロセスの関係を研究したい。具体的には、化粧品や食品、旅行サービスを対象に、投稿内容、エンゲージメント、購買意向アンケートを組み合わせて分析したい。
将来は、データドリブン・マーケティングの分野で、消費者を煽るのではなく、意思決定に役立つ情報設計に関わりたい。そのために、マーケティング・アナリティクス、統計、消費者行動を重点的に学びたい。
解決策or結論or結果の吟味
SNSデータは取得しやすい一方、実際の購買を完全に表すわけではない。投稿する人は一部であり、投稿しない消費者の行動は見えにくい。
私は、SNSデータだけに依存せず、アンケートや購買データ、インタビューを組み合わせたい。大竹准教授の下で、データの限界を理解しながら消費者行動を実証的に分析する力を身につけたい。



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