議論の整理
竹内明香准教授は、金融資産リスクのモデル化と予測、デリバティブ価格の実証分析を研究している。金融市場では、株価、金利、為替、商品価格が日々変動し、企業や投資家はそのリスクを管理する必要がある。デリバティブはリスクを移転・管理する手段である一方、仕組みを誤解すれば大きな損失にもつながる。
共通の前提は、金融リスクは避けるだけでなく、測定し管理する必要があるという点である。論点は、過去データから将来リスクをどこまで予測できるか、またモデルの限界をどう扱うかにある。私は、市場が急変した時に、普段は有効に見えるリスクモデルが通用しなくなる可能性に関心を持った。
問題発見
私が研究したい問題は、金融資産のリスクモデルが市場急変時にどの程度有効であり、どのような補完が必要かである。平常時のデータに基づくモデルは、危機時の極端な変動を十分に捉えられないことがある。
デリバティブ価格も、ボラティリティや相関の前提によって大きく変わる。リスク管理では、モデルの精度だけでなく、モデルが外れる場面への備えが重要である。
論証
金融リスクのモデル化は、価格変動の分布、相関、ボラティリティを推定することから始まる。これにより、損失可能性やヘッジ戦略を定量的に考えられる。
しかし、金融市場は制度変更、政策発表、投資家心理、流動性不足によって急変する。デリバティブ価格の実証分析では、理論価格と市場価格のずれを検証し、どの前提が現実に合わないのかを明らかにする必要がある。
解決策or結論or結果
私は上智大学経済学部経済学科で、竹内准教授の研究に学び、金融危機時のリスクモデルとデリバティブ価格を研究したい。具体的には、株価指数オプションや為替デリバティブを対象に、平常時と急変時でモデルの予測誤差がどう変化するかを分析したい。
将来は、金融リスク管理や資産運用の分野で、数理モデルを実務に活かしながら限界も説明できる人材になりたい。そのために、統計学、ファイナンス、経済数学、計量分析を重点的に学びたい。
解決策or結論or結果の吟味
リスクモデルを複雑にすれば精度が上がるとは限らない。利用者が理解できなければ、モデルはかえって危険な安心感を与える。
私は、予測精度だけでなく、説明可能性とストレステストを重視したリスク管理を研究したい。竹内准教授の下で、金融数理を市場の現実と結びつけて学びたい。



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