【問題概要】
上智大学 外国語学部 ロシア語学科 公募制推薦入試 2025年度の小論文過去問です。
【設問文全文】
1. 地図を見て、ロシア連邦の地理、連邦構成主体、地下資源、APEC開催都市などに関する問いに答えなさい。
2. 以下の用語または人名について、40字から60字程度で簡潔に説明しなさい。ペレストロイカ、チェーホフ、日ソ共同宣言、サン・ステファノ条約、中距離核戦力(INF)全廃条約、デカブリストの乱、NEP。
3. 次の各文は、ロシア史上の著名な人物について述べたものである。A〜Nに入るべき人名を記入しなさい。
4. 「国際社会における日本の役割」と題して800字以内で小論文を書きなさい。
2【解説】
2【解答例】(100字)
ペレストロイカはゴルバチョフが進めたソ連の改革、チェーホフは短編と戯曲で知られる作家、日ソ共同宣言は国交回復文書、INF全廃条約は米ソの中距離核廃棄合意、NEPは市場要素を一部認めた新経済政策である。
4【解説】
5STEPs法での書き方
STEP1で立場、STEP2で国際法、STEP3で人道支援、STEP4で対話、STEP5で結論を述べます。
4【解答例:5STEPs段落構成】(730字)
STEP1
国際社会における日本の役割は、軍事力で大国間競争を主導することではなく、法の支配、人道支援、技術協力を通じて、対立を和らげる中堅国家として行動することにある。日本は戦後、平和国家として歩み、経済協力や災害支援で信頼を築いてきた。
STEP2
第一に、日本は国際法を重視する立場を明確にすべきである。ウクライナ侵攻のような武力による現状変更を認めれば、東アジアの安全保障も不安定になる。領土や主権をめぐる問題では、力ではなく法と外交で解決する原則を繰り返し示す必要がある。
STEP3
第二に、人道支援と開発協力を強めるべきである。紛争、気候変動、食料危機によって避難を強いられる人々は増えている。日本は資金援助だけでなく、防災、医療、教育、インフラ整備の経験を生かし、現地の自立を支える協力を行うことができる。
STEP4
第三に、東アジアで対話の回路を保つことも重要である。日本は米国との同盟を基軸にしつつ、中国、韓国、ロシア、東南アジア諸国との関係を単純な敵味方に分けてはならない。歴史問題や安全保障の対立があるからこそ、研究、文化、経済、市民交流を残す意味がある。
STEP5
結論として、日本の役割は、価値を語るだけでなく、具体的な制度と支援で信頼を作ることである。少子高齢化や財政制約がある中でも、平和構築、人道支援、環境技術、教育協力に力を入れれば、日本は国際社会で独自の貢献ができる。大国の争いに流されず、法と人間の尊厳を守る外交を続けることが求められる。そのためには、国内でも外国人住民や難民への支援を整え、国際社会に向けて語る原則と国内の実践を一致させる必要がある。国際貢献を他国の問題として扱わず、国内社会の多文化共生とも結びつけるべきである。信頼は宣言ではなく、継続的な行動によって形成される。



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