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上智大学 外国語学部 ロシア語学科 編入学試験 2024年度 小論文 過去問解説

【問題概要】

上智大学 外国語学部 ロシア語学科 編入学試験 2024年度の小論文過去問です。

【設問文全文】

「外国研究と外国語学習」と題して別紙の原稿用紙に800字以内にまとめなさい。

問【解説】

5STEPs法での書き方

STEP1で関係、STEP2で語学、STEP3で研究、STEP4で自己理解、STEP5で結論を述べます。

問【解答例:5STEPs段落構成】(753字)

STEP1

 外国研究と外国語学習は、互いに切り離せない関係にある。外国研究とは、ある国や地域の政治、歴史、文学、社会、宗教、生活を理解する営みである。しかし、その理解を翻訳や外側からの説明だけに頼ると、その社会の人々が何をどのような言葉で語っているのかを十分に捉えられない。

STEP2

 外国語学習は、外国研究の入口である。たとえばロシアを研究する場合、ロシア語を学ぶことで、文学作品、新聞、演説、日常会話、歴史資料に直接近づくことができる。翻訳は重要だが、訳語には必ず解釈が含まれる。原語に触れることで、概念の揺れや感情の濃淡を自分で確かめられる。

STEP3

 一方で、外国語を単なる技能として学ぶだけでは不十分である。文法や単語を覚えても、その言葉が生まれた歴史や社会を知らなければ、表現の意味を深く理解できない。言語には、国家の経験、宗教、階層、地域差、政治的記憶が刻まれている。だからこそ、語学は地域研究と結びつく必要がある。

STEP4

 また、外国研究と外国語学習は、自分の社会を見直す力も与える。他国の歴史や価値観を学ぶと、日本で当然とされる制度や考え方も相対化される。異なる言語の中で考えることは、自分の母語の限界に気づくことでもある。これは国際理解だけでなく、自己理解にもつながる。

STEP5

 結論として、外国研究は外国語によって深まり、外国語学習は研究対象の社会を知ることで意味を持つ。機械翻訳が発達しても、原語で読み、聞き、考える経験は代替されない。外国語を学ぶことは、他者の世界に近づくための方法であり、同時に自分の世界を問い直すための方法である。さらに、外国語を使って現地の資料や人々の声に触れると、国際問題を抽象的なニュースではなく具体的な生活の問題として理解できる。研究と語学を結びつけることは、偏見を避け、複雑な社会を丁寧に見る姿勢を育てる。

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