大阪府立大学 現代システム科学域環境システム学類 前期日程 2019年度 小論文過去問解説(風力発電と個人主義)
I-問一【解説】
設問条件の判定
- 制限字数: 180字以内
- 意見論述の要求: なし
- 選択テンプレート: 自由形式
- 判定根拠: 実験結果の読み取りと、著者の判断理由を説明する問題であるため。
設問文
図1の実験において、正答率が0.5付近となる回転速度でモーションスミアが発生すると著者が判断したのはなぜかを180字以内で説明しなさい。
解答プロセス
正答率0.5は、被験者が高速回転と低速回転をほぼ区別できず、偶然に答えた場合と同じ水準であることを示す。したがって、その回転速度では羽根の動きが視覚的にぼやけ、回転の違いを知覚できなくなっていると判断できる。
I-問一【解答】
正答率が0.5付近になるということは、被験者が高速回転と低速回転をほとんど見分けられず、偶然に答えた場合と同程度であることを意味する。つまりその回転速度では、羽根の動きが視覚上ぼやけ、回転状態の違いを知覚できなくなっているため、著者はモーションスミアが発生したと判断した。
字数カウント: 136字
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I-問二【解説】
設問条件の判定
- 制限字数: 40字以内
- 意見論述の要求: なし
- 選択テンプレート: 自由形式
- 判定根拠: 図2から、回転速度と透明化領域の関係を短く読み取る問題であるため。
設問文
図2について、風車の回転速度が上がると透明化の領域はどのようになるか、40字以内で説明しなさい。
解答プロセス
図2は、回転速度が上がるほど、透明化して見える範囲が広がる関係を示している。40字以内なので、変化の方向だけを簡潔に述べる。
I-問二【解答】
回転速度が上がるほど、透明化して見える領域は広がる。
字数カウント: 26字
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I-問三【解説】
設問条件の判定
- 制限字数: 120字以内
- 意見論述の要求: なし
- 選択テンプレート: 自由形式
- 判定根拠: 図3の結果を根拠に、海ワシ類が風車を迂回している理由を説明する問題であるため。
設問文
なぜ、海ワシ類が風車を迂回していることがわかるのか。図3の結果から読み取れることに言及しながら120字以内で説明しなさい。
解答プロセス
図3は、海ワシ類の飛行位置が風車の列や中心部を避け、周辺へずれていることを示す。答案では、風車に近づくほど通過位置が偏る点を根拠にする。
I-問三【解答】
図3では、海ワシ類の飛行経路が風車の近くを直線的に通過せず、風車列の周辺へずれていることが読み取れる。風車付近を避けるように位置が偏っているため、風車を迂回して飛んでいるとわかる。
字数カウント: 90字
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II-問一【解説】
設問条件の判定
- 制限字数: 指定なし
- 意見論述の要求: なし
- 選択テンプレート: 自由形式
- 判定根拠: 傍線部と対比されている言葉を本文中から抜き出す問題であるため。
設問文
傍線①について、「伝統的な社会」と対比して使われている言葉を本文中から抜き出して答えなさい。
解答プロセス
本文は、個人が身分や共同体に組み込まれる「伝統的な社会」と対比して、個人が自分で判断し責任を負う社会を述べている。抜き出しとしては「近代社会」が対応する。
II-問一【解答】
近代社会
字数カウント: 4字
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II-問二【解説】
設問条件の判定
- 制限字数: 40字以内
- 意見論述の要求: なし
- 選択テンプレート: 自由形式
- 判定根拠: 傍線部「そのような自由」の内容を、本文に即して短く説明する問題であるため。
設問文
傍線②について、「そのような自由」とは何か。本文の内容をふまえて40字以内で説明しなさい。
解答プロセス
本文では、個人が他者や伝統に流されず、自分で物事を判断し、その結果を引き受けることが自由の負担として説明されている。40字以内なので、判断と責任の二点を入れる。
II-問二【解答】
自分で判断し、その結果への責任を引き受ける自由。
字数カウント: 24字
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II-問三【解説】
設問条件の判定
- 制限字数: 200字以内
- 意見論述の要求: なし
- 選択テンプレート: 自由形式
- 判定根拠: 「個人主義」の概念変化を本文に即して説明する要約問題であるため。
設問文
「個人主義」の概念がどのように変容したかを本文に即して200字以内で説明しなさい。
解答プロセス
本文は、トクヴィル、フロム、ベック、カステルを通じて、個人主義の評価の変化を説明している。初めは孤立や共同性の喪失を示す否定的概念だったが、近代では自由と責任を担う価値として肯定された。現代では不平等や排除が個人に押しつけられるため、再び両義的・否定的になっている。
II-問三【解答】
個人主義は、トクヴィルにおいては他者との結びつきを失い、狭い自己の世界に閉じこもる否定的な概念だった。その後、フロムに見られるように、個人が自由と責任を引き受ける近代的価値として肯定された。しかし現代では、不平等や失業などのリスクが個人に押しつけられ、「負の個人主義」として孤立や排除を意味するようになり、再び両義的な概念になった。
字数カウント: 166字



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