早稲田大学 社会科学部 AO入試 志望理由書 提出例 (鄭有希研究会向け)

  • 議論の整理・・・

人的資源管理研究において、人的資源管理施策が、従業員にいかに知覚されているかが、個人の職務態度、行動に影響を与えることが指摘されている。つまり、会社の施策を客観的に評価するよりも、それらが、どの様に従業員に知られているかが重要である。その人材開発に対する従業員の知覚(PIED)について研究することは重要である。

  • 問題発見・・・

では、PIEDについてどのように分析することができるだろうか。

  • 論証・・・

私はこれらの問題を解決するためには、人的資源管理論に対する知識を前提とし、企業が実施する施策を従業員に知覚されるためにはどの様にすべきかを考察することが重要であると考える。たとえば、国際人的資源管理論の専門家である鄭有希教授はPIEDから従業員の職務態度へ至る影響過程を説明する理論として有効性を持つことを示唆するものであり、社会的交換関係理論を中心に議論されてきた既存研究に対して、本研究が新たな貢献を与えたものと考えられる。また、従業員のキャリア開発施策を考える上でも重要な実践的含意を有するものと考えられる。具体的には、定期的なキャリア計画ワークショップの実施、社内資格制度の設計・構築、社内キャリアカウンセリングの実施などを通して、従業員が社内でより明確なキャリア計画を立てることを支援することが重要であろう。と発表している。[1]

  • 結論・・・

そこで、PIEDと従業員の社内外における価値の向上を専門的に研究するため、国際人的資源管理論について専門的知識に富む貴学社会科学部の鄭有希教授の下で、上述の問題点を整理するべく人的資源管理論について研究を深めたいと考えている。

貴学社会科学部の鄭有希研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学社会科学部に入学し鄭有希研究会に入会することを強く希望する。

 

[1]鄭有希, 竹内規彦, 竹内倫和著『人材開発施策が従業員の職務態度に与える影響過程 : 個人-環境適合の媒介効果とキャリア計画の調整効果』(2011年)

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