早稲田大学 社会科学部 AO入試 志望理由書 提出例 (笹原宏之研究会向け)

  • 議論の整理・・・

我々は文字言語において、平仮名とカタカナ等の他にも漢字を使用している。平仮名、カタカナにおいては、その字体規範において、変体仮名を排除することにより、現在では同一である文字という規範がある程度確立されている。しかし、漢字はその膨大な量に加えて、ある漢字が、ある漢字の異体字であると定義するための根拠となる資料が多岐にわたることや、それらの漢字が誤字や異体字と認識されること自体が問題であることや、また、互いに関係のない資料において、偶然同じ形をもった漢字が登場してしまうという問題が生じている。それらが異体字であるのか、或いは全く関係のない漢字であるのか、書き分けによって意味の弁別を図っているのかを整理することが漢字研究において重要である。

  • 問題発見・・・

では、漢字について字体変化からどのように分析することができるだろうか。

  • 論証・・・

私はこれらの問題を解決するためには、異体字に対する知識を前提とし、それらが、どの様な衝突の下に弁別されるかを考察することが重要であると考える。たとえば、日本語学の専門家である笹原宏之教授は原案委員会におけるJIS漢字選定のための資料『対応分析結果』(1974)(以下『対応』)に,『国土』からと明記されているものの,『原本国土』には存在していなかった「堤」「妻」「罪」「栩」「梱」「橦」「構」「棉」「祢」「闘」という10字である。それらに対する暗合用例・衝突用例を探索し,検討することにより,掌体の偶然の一致という現象について一端を明らかにする。と発表している。[1]

  • 結論・・・

そこで、漢字における字体変化について、漢字の衝突と弁別を専門的に研究するため、日本語学について専門的知識に富む貴学社会科学部の笹原宏之教授の下で、上述の問題点を整理するべく字源について研究を深めたいと考えている。

貴学社会科学部の笹原宏之研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学社会科学部に入学し笹原宏之研究会に入会することを強く希望する。

 

[1]笹原宏之著『字体に生じる偶然の一致 : 「JIS X0208」と他文献における字体の「暗合」と「衝突」』(1997-05)

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