早稲田大学 社会科学部 AO入試 志望理由書 提出例 (千葉清史研究会向け)

  • 議論の整理・・・

カントは人間の立場として超越的観念論を提出した。懐疑主義に感銘を受けたカントが提出した子の理論は質量の対象的である点を認めた上で、それらを、人間の認識へと加工整理するのは人間の主観の側にある先天的形式であるという立場である。イギリス経験論の人間の全ての知識が我々の経験の内にあるとする立場と通じるものがあるこの立場は、カントが提出した以降も様々な哲学者によりその立場がどの様な立場であるかを研究されている。

  • 問題発見・・・

では、カント哲学における超越的観念論はどのように分析することができるだろうか。

  • 論証・・・

私はこれらの問題を解決するためには、カント哲学に対する知識を前提とし、カントが刺した概念について、カントが述べた書物、カントが参照したと考えられる書物から、それらの超越的観念論という概念がどの様なものを指し示すのかを探ることが重要であると考える。

たとえば、哲学の専門家である千葉清史教授はもう一つは、超越論的観念論には二つの区別されるべき要素カント自身はこれらを明示的に区別しているわけではないのだが―があり、反実在論的解釈が第一義的に―論の要素の一つは依拠するのはその一方だということである。超越論的観念《経験の対象は表象である》といった 、定式によって表現される、個々の現実的出来事の主観依存性の主張であり(以下これを「対象の観念性テーゼ」と呼ぶ、もう一つは《時間空間は我々の感性のア・プリオリ・ ) 、な形式である》という主張である(以下これを「形式の観念性テーゼ」と呼ぶ。と発表している。[1]

  • 結論・・・

そこで、超越的観念論を専門的に研究するため、哲学について専門的知識に富む貴学社会科学部の千葉清史教授の下で、上述の問題点を整理するべくカント哲学について研究を深めたいと考えている。

貴学社会科学部の千葉清史研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学社会科学部に入学し千葉清史研究会に入会することを強く希望する。

[1]千葉清史著『『純粋理性批判』の反実在論的解釈 : その内実と意義』(2005-03-31)

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