早稲田大学 政治経済学部 AO入試 志望理由書 提出例(生駒美喜研究会向け)

  • 議論の整理・・・

アクティブラーニングは、学習者である生徒が能動的に学ぶことができるような授業を行う学習方法である。生徒が能動的に学ぶことにより、「認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る」(2012年8月中央教育審議会答申)内容とされている。アクティブラーニングの特徴は、教師は授業において正解がない議論を扱わなければならない点である。

  • 問題発見・・・

では、日本の学校教育や大学教育において、アクティブラーニングや反転授業は、具体的にどのようなことを意味するのだろうか。また、それらの概念は、どのようにドイツ語の授業に対して生かすことができ、ドイツ語教育の現場でどの程度浸透しているのだろうか。

  • 論証・・・

私は、これらの問いに答えるには、第二外国語教育の前提や基礎知識に関する正確かつ緻密な理解を前提として、様々な資料や研究例を参照することが重要だと考える。例えば、早稲田大学政治経済学術院で「ドイツ語実戦演習」「音声メディア専門研究セミナー」などの講義を担当されている生駒美喜教授は、獨協大学にて開催された日本独文学会春季研究発表会の講演会について報告を行っている[1]

  • 結論・・・

そこで、ドイツ語の心態詞の意味・機能と音声的特徴および日本語との比較・対照の研究などを行い、ドイツ語心態詞、パラ言語情報、第二言語音声習得などの専門家として名高い貴学政治経済学部の生駒美喜教授に師事し、上述の問題点を整理するために、言語学の観点からドイツ語教育におけるアクティブラーニングの応用について研究を行いたいと考えている。

貴学政治経済学部の生駒美喜研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学政治経済学部に入学し生駒美喜研究会に入会することを強く希望する。

[1] 生駒美喜=田野武夫=白井宏美「<ドイツ語教育部会主催講演会開催の趣旨>アクティブラーニングとは何か:深い学びを引き出すためのデザイン」ドイツ語教育21巻(2017年)4-6頁。

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