早稲田大学 政治経済学部 AO入試 志望理由書 提出例 (久保慶一研究会向け)

  • 議論の整理・・・

いかのある現象には原因がありそれによって引き起こされる結果がある。それは、政治現象においても例外ではない。政治現象の研究は国際関係論や地域研究として、我が国においても行われているが、それらにとって政治現象の研究はその政治現象がいかなる要因において、もたらされるかの研究を対象としており、いかなる現象があれば、どの様な政治現象がもたらされるかを対象に取ったものではない。それらは、比較政治学の採集到達点ではあるが、学問の実態としては、政治現象において、原因を研究する際、イメージに左右されることなく、明確な根拠づけが重要となってくる

  • 問題発見・・・

では、政治現象について比較政治からどのように分析することができるだろうか。

  • 論証・・・

私はこれらの問題を解決するためには、政治現象に対する知識を前提とし、それらがどの様にもたらされたのかを、正当なデータと共に考察することは重要であると考える。

たとえば、比較政治学の専門家である久保慶一教授はテロリストの構成員における教育水準のデータをもとに厳重な警備の中でテロ行為を計画・遂行するには,高度な能力が必要です。爆弾の配線や組み立て,爆弾を作動させる装置の組み立てといった,高い知的水準を要求する作業も少なくありません。したがって,テロ組織の観点からすれば,テロの成功の確率を上げるには,より能力の高い人を選ぶはずです。そこで,所得水準,教育水準の高い人のほうが,テロ組織に選ばれやすいだろう,ということになるわけです。と述べている。[1]

  • 結論・・・

そこで、政治現象について、データ分析の方法論を専門的に研究するため、比較政治について専門的知識に富む貴学政治経済学部の久保慶一教授の下で、上述の問題点を整理するべく政治現象の原因と結果について研究を深めたいと考えている。

貴学政治経済学部の久保慶一研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学政治経済学部に入学し久保慶一研究会に入会することを強く希望する。

[1]久保慶一著『<特集>比較政治学における因果推論』(早稻田大學政治經濟學會2017-09-30)

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