- 議論の整理・・・
行政改革において、その方法論を吟味することはそれのプロセスが適切に処理されているかを確認するのと同様に重要である。
民間企業が実行しているアクセスの稼ぎ方やマネジメント方法の中には、国や地方自治体の行政機関においても有用であるものが存在する。
民間企業で行われているマネジメント方法の一つである、業績評価はそれが地方自治体などの期間に導入されているにも拘わらずその効果について強調されることはあまりない。
指標に基づき行政評価が行われる現状において、その指標の意義や特徴について理解することは不可欠である。[1]
- 問題発見・・・
では、行政評価を示す指標はどのような方法論でその信頼性と妥当性を担保することができるだろうか。
- 論証・・・
私はこれらの問題を解決するためには、行政のもつ役割に対する理解を前提とし、その役割のうち、数値として評価できる部分とそうではない部分の存在を認め、数値として評価できる部分はその数値が持つ役割を適切に理解し、数値として評価できないものに対してはその成果にどれほどの効果があったのかを確認することが重要であると考える。
たとえば、政策評価に詳しい山田治徳教授は指標の意義を4つに分類し、また、指標の限界に関しても3つのパターンに分類している。[1]
- 結論・・・
そこで、について、行政評価の指標が持つ意味を専門的に研究するため、政策評価について専門的知識に富む貴学政治経済学部の山田治徳教授の下で、上述の問題点を整理するべく行政の持つ役割を確認し、その指標として提出されている数字の意義について研究を深めたいと考えている。
貴学政治経済学部の山田治徳研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学政治経済学部に入学し山田治徳研究会に入会することを強く希望する。
[1] 山田治徳著 『なぜ指標なのか : 行政評価の実効性の向上のために「比較-改善」サイクルの活用を』(会計検査院, 2006-09)
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