早稲田大学 法学部 AO入試 志望理由書 提出例(原田康也研究会向け)

  • 議論の整理・・・

現代では、情報化とグローバル化に伴い、教育分野でも情報化の発展が求められている。教育の情報化とは、特に指導場面に着目したときの従来からの整理とともに、昨今の教員の事務負担の軽減等の観点も含め、①情報教育:子どもたちの情報活用能力の育成、②教科指導におけるICT1活用:各教科等の目標を達成するための効果的なICT機器の活用、③校務の情報化:教員の事務負担の軽減と子どもと向き合う時間の確保の3つから構成され、これらを通して教育の質の向上を目指すものである[1]

  • 問題発見・・・

では、英語をはじめとした外国語教育について、教育の情報化がどのように行われてきたのだろうか。また、今後は、教育の情報化をどのように進めていくべきなのだろうか。

  • 論証・・・

私は、これらの問いに答えるには、情報化社会において必須となる情報倫理を含む情報活用能力の正確かつ緻密な理解を前提として、様々な資料を参照することが重要だと考える。例えば、認知科学や情報倫理教育などを専門に研究する原田康也教授は、2003年に報告した応答練習を中心とする授業中の学習活動を、2005に報告したマルチトラック・ハードディスク・レコーダにて音声収録した研究プロジェクトの進捗状況などの報告を行っている[2]

  • 結論・・・

そこで、言語の状況依存性と記号の意味作用、情報教育への認知科学的アプローチなどを専門的に研究し、英語教育の情報化、情報倫理教育などの専門家として名高い貴学法学部の原田康也教授に師事し、上述の問題点を整理するべく日本における外国語教育の情報化について研究を深めたいと考えている。

貴学法学部の原田康也研究会が上述の研究を進めるのに最適な研究環境との確信のもと、貴学法学部に入学し原田康也研究会に入会することを強く希望する。

[1] 文部科学省「教育の情報化に関する手引」(2019年12月)2頁。

[2]原田康也=前坊香菜子=河村まゆみ「VALIS:英語学習者発話データの書き起こし」情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE)2007巻69号(2007年)1-8頁。

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