早稲田大学 文化構想学部 AO入試 志望理由書 提出例(山田 真茂留研究会向け)

議論の整理・・・

現代日本においては、少子高齢化に伴い終身雇用の終焉の危機が囁かれている。個の力で生き延びることを重視したフリーランスが増える一方で、依然として就活においては大企業志向の傾向が続いている。有名企業に勤めることを自分のアイデンティティとしている人は少なからず見受けられ、給料以上の働きを強要されるブラック企業も問題となっている。個人での取り組みであれば合理的な判断ができる場合が多いが、組織の一員としての責任感や、上司からの高圧的な命令が理不尽な社内文化や、病理的な行動につながってしまうのだ。こうした傾向は日本人の「空気を読む」という同調行動によって増長されていると考えられる。

問題発見・・・

今の時代において、会社とは何だろうか。その役割は、時代とともにどのように変化しているのだろう。さらに、今後求められる会社のカタチはどんなものになるのだろうか。

論証・・・

会社という集合体は、友人グループや学校とは性質が異なる。会社について学術的な側面から考察し、会社が個人のアイデンティティや行動、思想に与える影響を明らかにする。その上で、さらに時代背景と合わせて会社の役割について考察する。先行研究を読み解く以外にもアンケートやインタビューを実施することを予定している。

結論・・・

貴学文化構想学部にて集合的アイデンティティの社会学に精通した山田 真茂留教授のもとで上述の研究を進めることを希望する。

山田真茂留「組織文化の社会学的意味」ソシオロゴス(14)p.72 – 861990年07月-

山田真茂留「企業文化論における組織と個人——文化的囲い込みから自律的連帯へ」梅澤正・上野征洋(編)『企業文化論を学ぶ人のために』世界思想社p.33 – 48199505

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