2020年 上智大学外国人入学試験 総合人間科学部・教育学科 小論文 解答例② 

議論の整理(要約)

現在の学校教育では、主体的そして対話を通じて深く学ぶ新しい学習教授方法が推奨されている。学生が適切な問いを設定し、発展性のある議論を展開させるには、高度な思考力を備えておく必要がある。しかしながら教員は、知識を伝授する授業は慣れているものの、思考力を磨くための指導力は十分に備えているとは限らない。

問題発見

大学にて、私はどのような能力を、どのような学習方法で身に付ければいいのだろうか。

論証

私は教育学科で学びながら、聞く力を備えたいと考えている。聞く力というと受け身のイメージがあるが、発展的な議論ができるようになるために必須であると思っている。それは、私が将来教員になったときにも活かされる。知識伝授型の授業では教える力が求められるが、新しいタイプの授業では学生の主体性が尊重される。そのため教員はサポーターとしての役割が期待される。そこで教育学科における学びを通じて、聞く力を備えることが大切だと思うに至った。

結論

そこで私は、授業で学んだことを自分の言葉で言い換える習慣を身に付ける。さらに、それを意識しながらレポートや筆記試験に取り組みたい。授業中の議論や友だちとの会話でも、自分の考えを話すだけではなく、相手の言うことをしっかり聞き、理解するように努めたい。

吟味

将来教員になったとき、どのようなときに議論が行き詰まり、どうすれば発展させられるのか、自分の学びを通じて考えることで、教材開発にも活かせるのではないか。(620文字)

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