上智大学 総合人間科学部 看護学科 外国人入試 2018年 小論文 解答例

設問

次の文章を読み、著者の見解に対するあなたの見解を、800字以内で述べよ。

議論の整理→本文の要点整理

本文では、インターネットが発達し人と人をつなげるようになったことで、逆説的にリアルな人間同士の交流が疎遠になってきている、ということが述べられている。たしかにラインなどのSNSやオンラインゲームが発達したことで、インターネット上で友人と「会える」ようになり、実際に会って遊ぶ頻度は減ったように感じる。

問題発見→筆者は何を「問題」と言っているのか?

筆者はそのような状態に危惧を覚えているが、それでは実際には何が問題なのだろうか。

論証→インスタグラムの写真と加工

たとえば最近はコミュニケーションツールとしてインスタグラムが使われるようになった。写真にメッセージを添えることで、自分の現状を友人らに共有する。良いと思った投稿には「いいね」を押したり、コメントができる。これはたしかに、自分の状況を感覚的に他者に共有できるので、便利だと思う。しかし他方で、コミュニケーションツールであるはずのインスタグラム自体が目的になってしまっている光景も目にすることが多い。レストランでも旅行先でも、スマートフォンで写真を撮影し、写真の加工機能で不要なものを削除するなど、「インスタ映え」をする写真を作るために必死になる人を見かけることが多い。写真を撮影することが目的となってしまっている彼らは、果たして心奪われる景色やおいしい食事などを、本当の意味で堪能できているのだろうか。そしてSNSを使わずに、他の人にその感動を伝えることができるほど、現実に向き合えているのだろうか。

解決策or結論→コミュニケーションツールが目的となっていることが問題である

私は、SNS上でのコミュニケーションが目的となってしまったことで、現実に存在する「ノイズ」が消されてしまうのではないかと感じる。インスタグラムでも、実際には写真を加工する際に削除されてしまう同行者の存在や光の具合などが、実は「リアル」なものであり、人間の記憶に残るものではないだろうか。

解決策or結論の吟味→結論を吟味する

「余計なもの」を削除してしまうことで、人は現実の多様性や複雑さに対応ができなくなってしまうかもしれない。それこそが問題なのではないかと考える。(797字)

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目次
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第2章 うつでも生きていける起業の方法を考えよう
第3章 うつでも参入できる市場はどこか考えよう
第4章 うつでもできるビジネスプランを考えよう
第5章 払ってはいけないお金を考えよう
第6章 モチベーションについて考えよう
第7章 事業を継続させる方法を考えよう
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