「上智大学 総合人間科学部 看護学科 カトリック高等学校特別入試 2018年 小論文 解答例」

■設問

次の文章を読み、あなたが考えたことをしるしなさい。

■答案構成

5STEPで書く

議論の整理→ 耳学問が王道

問題発見→ 耳でする学問について私の意見をしるす

論証→ 大学の講義、講演会、説教

解決策or結論→ 耳でする学問の学習効果は非常に高い

解決策or結論の吟味→ 目でする学問の利点

 

 

議論の整理→ 耳学問が王道

この文章では、勉強は目でするもではなく、耳学問が王道だと述べられている。さらに、耳を良くすること、聞き分けのいい耳を持つことが賢いと締めくくっている。

問題発見→ 耳でする学問について私の意見をしるす

この考えに対する私の考えをしるそうと思う。

論証→ 大学の講義、講演会、説教

耳で行う学問といえば、まずは大学の講義が頭に浮かぶ。文章にも述べられているように、定期テストのために、板書を書き移すことに必死となり、肝心の講義の内容が頭に入ってない学生も少なくない。こういった場合、耳はあまり使っていないと言えるだろう。耳で行う学問として他には、学者などの講演会が挙げられる。自分の興味のある内容や著名人の講演会に参加するわけだが、ここでもメモを取る人が大勢いる。しかも、大学での講義とは違い、テストが存在しないため、せっかくメモをとっても読み返すことすらせず、捨ててしまう場合も多い。学校の先生や上司、親からなどの説教も、耳の学問だと言えるだろう。説教を受けるものにとっては非常に嫌な気持ちになるものだが、これも学問のひとつである。こうした耳で聞く学問の共通点は、講演会や授業など、その時間の間のみ、勉強の機会が訪れるということである。自分より知恵や経験を持った人の話を間近で耳を通して聞くことで、内容が頭に入っていくのである。

解決策or結論→ 耳でする学問の学習効果は非常に高い

こうして集中して耳で話を聞くことの学習効果は非常に高いと私は考える。そのため、筆者同様、私は耳での学習こそが勉強の王道だと考える。

解決策or結論の吟味→ 目でする学問の利点

勉強は耳でするよりも目でした方がいいと論じる人もいるだろう。たしかに市販のテキストや本などを読めば勉強は可能であるし、文字ならば何度も読み返すことができるという利点がある。しかし、何度も読み返すことが出来るという安心感から、集中力が削がれてはしまわないだろうか。また、耳で勉強を行う場合、講師や先生がその場にいるので、疑問に感じた箇所はその場で質問できる。こうした総合的な事情を考慮すれば、耳での学問が目でする学問よりも、学習効果が高いと言えるだろう。

 

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