慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(岡田あおいゼミ向け)

議論の整理・・・貴学の論文(※1)によれば、江戸時代の農村で一人暮らしの割合が10%程度いたとされる。

問題発見・・・しかし、これは、ステレオタイプな江戸時代の農村の見方とは一線を画する。大家族で暮らしていた、と見るのがステレオタイプな見方である。

論証・・・例えば明治時代の農村を描いたテレビドラマ「おしん」などでは、明治時代農村は高出生率大家族で、そのため「口減らし」のために幼子を奉公に出したという情景が描かれている。これはこのまま江戸時代にも通じるとするのがステレオタイプな見方である。農村より町場への奉公、などというのは江戸時代を舞台にした小説・テレビドラマでよく描かれる素材である。よって、一人暮らしが江戸時代の農村にはあまりいなかった、とする見方が大勢であろう。

結論・・・そこで私は、江戸時代の農村の一人暮らしについて、実際どれくらいの割合でいたのか、そして一人暮らしとなった理由は何かについて、学術的に研究したい。

※1岡田あおい(2017)「近世農民世帯の構成と戸主のライフコース: 陸奥国安達郡南杉田村の人別改帳を用いて」

 

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