慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(伊東祐司ゼミ向け)

議論の整理・・・ワークショップ(※1)によれば、裁判員裁判における裁判員の意思決定は、事件とは無関係であるはずの犯人や被害者についての情報に左右されるという結果が出ている。人間は意思決定を行う際、合理的判断ができないことは心理学的に証明されているとされており、裁判員もまた感情に流されるのである。

問題発見・・・しかしながら、裁判はあくまでも合理的な意思決定において行われなければならないことは論を待たない。人一人を死刑にするか否かの場合ならなおさらである。

論証・・・実際に、一審の裁判員裁判での死刑判決が二審で覆されるということは散見される事例である。感情に流されて行われた判決が、法曹家の合理的判断で覆ったと見做すのが妥当であろう。

結論・・・そこで私は、裁判員にいかにして感情を排除し合理的意思決定を負荷なく促すことが出来るのかについて、一市民としての立場から研究したい。

※1企画・司会伊東裕司(2016)「裁判員研究の現状とこれから」

 

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