慶應文学部・自主応募総合考査II 2016年 解答例

議論の整理→ 

課題文では、ヘイトスピーチの例を挙げ、こうした動きが「社会を成す」ことへの否定であるという問題意識を提示している。

問題発見→ 

こうした動きが「社会を成す」ことへの否定であるか否かを考える上で、そもそも「社会を成す」とはどのようなことかが問題となる。

論証→ 

ここで、「社会が成されていない」状態について考えると、国家や政府が存在しない自然状態の社会では人々は各々に暴力を振るい、各々の財産を奪うなどの動きを取る。

結果→ 

この例からも分かるように、「社会を成す」ことはその社会の構成員が互いに暴力を振るう権利を政府に預け、政府が社会の構成員を保護するものだ。

結果の吟味→ 

ここでヘイトスピーチについて考えると、こうした動きは、社会の一構成員が他の構成員に暴力・暴言を行うものである。こうした動きが野放しにされているのであれば、それは国家・政府の機能不全であるといえ、ヘイトスピーチの放置は「社会を成す」ことへの否定であるといえる。

課題文では、ヘイトスピーチの例を挙げ、こうした動きが「社会を成す」ことへの否定であるという問題意識を提示している。
こうした動きが「社会を成す」ことへの否定であるか否かを考える上で、そもそも「社会を成す」とはどのようなことかが問題となる。
ここで、「社会が成されていない」状態について考えると、国家や政府が存在しない自然状態の社会では人々は各々に暴力を振るい、各々の財産を奪うなどの動きを取る。
この例からも分かるように、「社会を成す」ことはその社会の構成員が互いに暴力を振るう権利を政府に預け、政府が社会の構成員を保護するものだ。
ここでヘイトスピーチについて考えると、こうした動きは、社会の一構成員が他の構成員に暴力・暴言を行うものである。こうした動きが野放しにされているのであれば、それは国家・政府の機能不全であるといえ、ヘイトスピーチの放置は「社会を成す」ことへの否定であるといえる。
(397文字)

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