議論の整理
私が筑波大学理工学群社会工学類を志望する理由は、建築や都市空間を見た目の良さだけでなく、人の行動、地域の歴史、制度、維持管理まで含めて設計する力を学びたいからである。駅前の再整備後に、歩きやすくなった場所がある一方で、待ち合わせや休憩がしにくくなった場所もあることに気づいた。渡辺 俊先生の建築、都市計画、設計学の分野は、空間と社会の関係を考えるための軸になる。
問題発見
私の課題は、街の使いやすさを個人的な印象で評価し、動線、滞留、周辺施設、利用者の多様性を分けて観察する力が足りない点にある。駅前広場では、通勤者、高校生、高齢者、車いす利用者、店舗の利用者が同じ空間を異なる目的で使っていた。単に広くすれば便利になるわけではなく、座る場所、見通し、雨を避ける動線、交通との接続が合わなければ、空間は十分に機能しないと感じた。
論証
入学後は、都市計画、建築計画、設計学、社会調査、統計、地理情報、公共政策を基礎から学び、空間を実測し、利用者の行動を記録し、改善案へ結びつける方法を身につけたい。筑波大学理工学群社会工学類では、社会経済システムや都市の課題を横断的に扱えるため、設計を造形だけでなく意思決定の過程として学べる。私は現地観察を記録で終わらせず、根拠ある提案へ発展させたい。
解決策or結論or結果
筑波大学では、建築、都市計画、設計学を手がかりに、公共空間が人の移動や交流に与える影響を研究したい。将来は、地方都市や郊外の駅前、学校周辺、公共施設の再編に関わり、暮らす人が使い続けられる空間づくりに貢献したい。美しい図面を描くことにとどまらず、利用実態を調べ、関係者の意見を整理し、設計の効果を検証できる都市計画の専門性を育てたい。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、設計者の意図がそのまま利用者の行動を良くすると考えてしまう危険がある。実際の都市空間は、予算、土地利用、交通、安全、地域文化など多くの条件に左右され、完成後に想定外の使われ方も起こる。だからこそ、筑波大学で社会工学の分析方法を学び、空間を作る前後の変化を丁寧に比較したい。設計を完成図ではなく、社会と対話し続ける過程として捉えたい。
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