議論の整理
私が筑波大学人間学群教育学類を志望する理由は、大谷 奨先生の研究内容として公式に確認できる教育計画論を手がかりに、身近な経験から生じた疑問を専門的な方法で深めたいからである。公開情報で確認できる内容には、中等教育制度論、大学入試制度、公立中等教育機関の設置主体、学校設置者論、大学入試と高校の進路指導への影響が含まれる。私は、高校の進路委員として入試情報を整理した際、同じ進路希望でも地域、学校の進路指導、家庭の情報環境によって選択肢の見え方が変わると感じた。この経験から、筑波大学人間学群教育学類で基礎から学び、現象を印象ではなく根拠に基づいて説明する力を身につけたいと考えるようになった。
問題発見
私が見出した問題は、入試制度を個人の努力を測る仕組みとしてだけ捉えると、高校の進路指導、地域の学校配置、学校設置者、家庭の情報環境が進路選択に与える影響を見落とすという点である。学校で得られる知識は重要だが、用語を覚えるだけでは、現実の課題がどの条件で起こり、どの方法で確かめられるのかまでは分からない。教育計画論への関心も、専門名を知ることではなく、自分の経験から生まれた問いを検証可能な形に変えることから深めたい。
論証
大谷 奨先生の教育計画論は、個別の現象を一つの原因で片づけず、構造、方法、データ、実践を結びつけて考えるうえで重要だと理解している。私はこれまで、調べ学習や探究活動で最初の印象だけに頼らず、背景条件、比較対象、資料の偏りを確認するよう努めてきた。しかし高校段階では、先行研究の読み方、観察や調査の設計、データの限界、結論の吟味を十分に学べていない。だからこそ、筑波大学人間学群教育学類で専門の基礎を積み、主張と根拠の距離を自分で確かめられるようになりたい。
解決策or結論or結果
入学後は、教育学の基礎、教育研究の方法、教育制度、教育計画、進路指導、学校経営を学び、制度が高校生の進路形成に及ぼす影響を資料と調査に基づいて検討したい。低学年では関連する基礎科目と資料読解の力を固め、演習や実習では観察、比較、記録、分析の手順を丁寧に身につけたい。そのうえで、公式に確認できる先生の専門分野を入口に、中等教育制度論、大学入試制度、公立中等教育機関の設置主体、学校設置者論、大学入試と高校の進路指導への影響に関わる課題を、背景、方法、結果、限界に分けて考察したい。将来は、教育制度を学習者の側から点検し、公平な進路選択を支える教育行政や学校支援に関われる人材になることを目標とする。
解決策or結論or結果の吟味
もっとも、特定の教員の専門分野に関心を持つだけで、十分な志望理由になるわけではない。自分の経験に近いテーマほど、都合のよい情報を選んだり、短い観察だけで一般化したりする危険がある。そのため、確認できる公開情報に基づきながら、異なる立場、方法上の限界、再現性、社会への影響を吟味し続けたい。筑波大学人間学群教育学類での学びを通じて、身近な疑問を専門的に検討し、将来の実践へつなげたい。
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