議論の整理
私が筑波大学人文・文化学群比較文化学類を志望する理由は、山澤 学先生の公開情報で確認できる宗教社会史、寺社、修験道、信仰、日本宗教社会史、近世史への関心を通じて、宗教文化を地域社会の仕組みと結びつけて学びたいからである。地元の寺社行事を調べる探究活動で、祭礼が信仰だけでなく、寄進、観光、記憶の継承、地域の人間関係と関わっていることを知った。この経験から、伝統を固定されたものではなく、社会の中で続く営みとして理解したいと考えた。
問題発見
寺社や修験道を伝統行事として眺めるだけでは、宗教実践が近世社会の制度、経済、人々の移動とどのように関係したのかを説明しにくい。現在の私は、地域の由来を調べても、史料の性格や語り手の立場を分けて考える力が十分ではない。身近な行事ほど一つの美しい説明で理解した気になりやすく、信仰を支えた制度や生活上の必要を見落とす危険がある。
論証
山澤 学先生の研究内容への関心は、宗教を思想だけでなく、社会関係や地域の秩序とともに考える視点を与えてくれる。比較文化学類では、文化を現代性と学際性の視点から捉え直し、歴史、宗教、社会、地域資料を横断して学ぶことができる。寺社資料や信仰実践の記録を読むには、史料批判、近世史、宗教文化、地域社会への理解が必要であり、入学後に基礎から積み上げるべき課題が明確である。
解決策or結論or結果
入学後は、日本研究コースに関わる学びを通じて、宗教社会史と近世史の基礎を学び、寺社資料、地域史料、信仰実践の記録を照合したい。特に、祭礼や修験道が地域の共同性、移動、経済活動とどのように結びついたのかを、資料の成立時期と利用目的に注意して検討する。将来は、地域の文化財や歴史資料を調査し、信仰文化の複雑さを地域内外へ伝えられる専門職を目指したい。
解決策or結論or結果の吟味
この志望理由は、確認できる専門分野と自分の探究経験を結び、入学後の学習課題を具体化している。ただし、地域行事への愛着だけでは研究にはならず、資料の偏りや現代の観光的な語りも含めて吟味する必要がある。山澤 学先生の研究内容を入口に、信仰を社会史として読む方法を学び、身近な文化を単純化せず説明できる力を養いたい。
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