議論の整理
私は、国際問題を国同士の対立として単純化せず、安全保障、経済、歴史、世論、制度がどのように絡み合うのかを学びたい。神戸大学法学部法律学科を志望するのは、法学と政治学の基礎を身につけ、国境を越える課題を根拠に基づいて考える力を得たいからである。増村 悠爾先生については、公式の教員紹介で国際関係論を専門分野とすることが確認できる。国際秩序の中で対立と協力が生まれる条件を学ぶことは、私の問題意識に合っている。
問題発見
高校の探究で海洋資源をめぐる対立を調べた際、領有権、経済利益、環境保全、国内世論が同時に関わるため、単純な妥協案では解決できないと感じた。報道では相手国への批判が強調されやすいが、実際には国際法、外交交渉、地域の安全保障、資源利用の仕組みを分けて考える必要がある。この経験から、私は国際関係を印象ではなく、制度と利害の構造から分析したいと考えるようになった。
論証
国際関係論を法学部で学ぶ意義は、国家や国際機関の行動を、規範、権力、利益、国内政治の相互作用として検討できる点にある。国際協力を実現するには、正義を主張するだけでなく、各国が合意を守る誘因、監視の仕組み、国内世論への説明、紛争後の信頼形成を考えなければならない。神戸大学法学部で国際法、政治学、比較政治、地域研究を学べば、対立の背景と協力の条件を複眼的に捉えられる。
解決策or結論or結果
入学後は、政治学と国際法を軸に、比較政治、外交史、統計資料の読解を学びたい。増村先生の国際関係論への関心を手がかりに、海洋資源、難民、気候変動、安全保障の事例を取り上げ、争点を法的根拠、政策目的、国内政治、国際的影響に分けて整理する。将来は、行政、国際協力、報道、企業の渉外部門などで、対立する立場をつなぎ、持続的な合意形成を支える仕事に関わりたい。
解決策or結論or結果の吟味
ただし、国際協力を重視するだけでは、各国が抱える安全保障上の不安や国内政治の制約を見落とす危険がある。反対に、国益だけを強調すれば、長期的な信頼や国際規範を損なう。だからこそ、神戸大学で法学と政治学を横断して学び、理想と実行可能性を併せて検討したい。増村先生の国際関係論を入口に、対立をあおる言葉ではなく、根拠を示して協力の条件を考える力を養いたい。
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