議論の整理
私が横浜市立大学国際教養学部国際教養学科を志望する理由は、藤井 得弘先生の公式プロフィールで確認できる中国近現代文学、中国における西洋近代文化の受容、探偵小説、知識青年や兵士の描かれ方に関する研究を手がかりに、文学が社会の変化をどのように受け止め、物語として再構成するのかを学びたいからである。国際教養学部で中国文学、近現代史、比較文化を横断して学び、作品を時代と社会の中で読む力を身につけたい。
問題発見
高校で中国語圏の小説を読んだ時、事件の解決や人物の行動だけを追う読み方では、作品に含まれる近代化への期待や不安を十分に捉えられないと感じた。探偵小説は娯楽として読める一方で、法、都市、知識、科学、国家へのまなざしを含む。さらに、兵士や知識青年の描写には、社会が人間に求める役割や理想像が表れる。文学を理解するには、物語の形式と歴史的背景を結びつけて読む必要があると考えた。
論証
藤井先生のプロフィールには、中国文学を専門とし、探偵小説を中心に中国における西洋近代文化の受容を研究テーマとしていること、中華人民共和国成立以降の物語における知識青年や兵士の描かれ方も調べていることが示されている。研究キーワードには中国近現代文学が確認できる。これは、作品を単なる筋書きではなく、社会制度、近代文化、読者の期待、政治的文脈が交差する表現として分析する研究であり、私の関心と重なる。
解決策or結論or結果
入学後は、中国語の読解力を高めながら、中国近現代文学、比較文学、東アジア文化史、メディア文化を学びたい。ゼミでは、探偵小説に現れる都市、法、科学、犯罪の表象や、兵士・知識青年の人物像を、時代背景と照らし合わせて分析する。高校で感じた読みの浅さを出発点に、原文、翻訳、歴史資料を比較し、作品が何を近代的なものとして受け入れ、何に抵抗したのかを考えたい。将来は、出版や文化交流の分野で、中国語圏文学の多様な読み方を伝えられる人材になりたい。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、文学を時代の反映として単純化しないことが重要である。作品は社会状況を映すだけでなく、読者の期待に応え、ジャンルの約束を使い、時に現実と異なる世界を作る。だからこそ、形式、語り、登場人物、出版環境を丁寧に見る必要がある。藤井先生の研究内容を手がかりに、中国近現代文学と西洋近代文化の受容を学び、東アジアの物語が近代をどう表現したのかを探究したい。横浜市立大学で、文学を通じて社会を読む力を磨く。
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