議論の整理
私が横浜国立大学都市科学部都市社会共生学科を志望する理由は、中川 克志先生の研究内容を手がかりに、都市を建物や交通の集まりではなく、文化、政治、表現、記憶、制度が重なり合う場として学びたいからである。駅前広場の音、商店街の放送、ライブハウスの騒音問題を調べ、都市の音は生活の快適さだけでなく記憶や文化の共有にも関わると感じた。公式プロフィールで確認できる研究内容であるサウンド・アート、サウンド・スタディーズ、音響メディア論、音響文化論、現代音楽は、私の志望理由、過去の経験、入学後に学びたいこと、将来像を具体化する軸になる。
問題発見
私が見つけた問題は、都市の環境を視覚的な景観や交通の効率だけで捉えると、音がつくる居心地、排除、記憶、芸術表現の可能性を見落としやすいことである。都市の課題は、人口、施設、財政、交通量のような数値で説明されやすい。しかし実際には、文化表現、歴史認識、公共空間の使い方、政治制度、地域の語りが重なり、人々の共生の条件を形づくっている。高校までの探究では、目に見える出来事を整理することはできても、その背後にある制度や表象の意味まで考える力が不足していた。
論証
横浜国立大学都市科学部都市社会共生学科で学ぶ意義は、都市を社会科学と人文学の両方から捉え、現場で起きている違和感を理論、資料、調査、批評によって検証できる点にある。中川 克志先生の音、メディア、芸術、都市文化の関係を、サウンド・アートや音響文化論から考える研究に沿って学べば、都市の問題を感想や一般論で終わらせず、文献読解、事例比較、社会調査、制度分析を組み合わせて考えられる。横浜という国際性と地域性が交差する都市で学ぶことも、都市社会共生を具体的に考える助けになる。
解決策or結論or結果
入学後は、サウンド・アート、サウンド・スタディーズ、音響メディア論、音響文化論、現代音楽、都市空間と聴覚文化を重点的に学びたい。基礎科目で都市科学、社会学、文化論、政治学、地域研究、調査方法の土台を固め、ゼミでは文献読解、発表、討論、フィールドワークを通じて自分の問いを鍛える。過去の経験から、共生は抽象的な理念だけでは実現せず、見えにくい声や制度上の偏りを丁寧に扱う必要があると考えている。将来は、音を通して都市文化を読み解き、公共空間や地域文化の設計に聴覚の視点を生かせる人材を目指す。
解決策or結論or結果の吟味
この志望理由を吟味すると、都市社会共生への関心は広く、文化や制度という言葉だけでは焦点が曖昧になる。そのため、中川 克志先生について公式プロフィールで確認できる研究キーワードや業績に限定し、未確認の授業名や論文名に頼らず学習計画を立てる。必要なのは、都市を一つの理想像へ押し込めることではなく、異なる立場が同じ空間や制度を共有する現実から問いを立てる姿勢である。横浜国立大学で、その基礎を着実に築きたい。
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