議論の整理
私が横浜国立大学教育学部学校教員養成課程を志望する理由は、山根 秀介先生の公式プロフィールで確認できる宗教哲学、古典的プラグマティズム、十九世紀フランス哲学、ウィリアム・ジェイムズ、シャルル・ルヌヴィエへの関心を手がかりに、社会科教育で思想や宗教を一方的な知識としてではなく、生徒が自分の生き方や社会の価値観を考える教材として扱える教員になりたいからである。
問題発見
高校の倫理の授業で、自由や信仰をめぐる議論を読んだ際、同じ言葉でも時代や立場によって意味が大きく変わることに気づいた。しかし発表活動では、思想家の主張を暗記して説明するだけになり、なぜその問いが当時の社会で切実だったのか、自分たちの生活とどうつながるのかまで考えきれなかった。社会科で哲学や宗教を扱うには、価値観を押しつけず、異なる考えを比較しながら問いを育てる授業が必要だと感じた。
論証
山根先生の研究分野は、哲学、倫理学、宗教学を含み、研究キーワードには宗教哲学や古典的プラグマティズムが示されている。これは、信念や実践を抽象的な概念だけでなく、人が不確かな状況でどう考え、行動し、他者と向き合うかという問題として捉える視点につながる。横浜国立大学教育学部で社会科教育、倫理、哲学、宗教、教育方法を学べば、思想を正解の暗記に閉じ込めず、生徒が根拠をもって対話する授業へ展開できると考える。
解決策or結論or結果
入学後は、社会科教育の基礎に加えて、倫理学や宗教学の文献読解に取り組みたい。授業づくりでは、思想家の名前や用語を覚える活動だけでなく、具体的な生活場面から問いを立て、複数の立場を比較し、発言の根拠を確かめる方法を学ぶ。教育実習では、生徒が自分と異なる価値観に出会っても、相手を単純に否定せず、理由を聞き取りながら考えを深められる場を作りたい。将来は、社会の多様性を哲学的に考える社会科教員を目指す。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、哲学や宗教への関心が抽象的な議論に偏る危険がある。学校現場では、生徒の発達段階、家庭背景、発言しやすさを考えなければ、深い問いも一部の生徒だけのものになる。だからこそ、山根先生の公式プロフィールで確認できる専門領域を軸にしつつ、教材研究、発問、対話の運営、評価を具体的に学びたい。横浜国立大学で、価値観の違いを学びに変える社会科教育の力を身につけたい。
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