議論の整理
私の志望理由は、東京科学大学環境・社会理工学院 社会・人間科学系社会・人間科学コースで、調麻佐志先生の公式情報で確認できる科学計量学、科学技術社会論を手がかりに、教育や科学技術を個人の努力や感想だけでなく、制度、文化、データ、地域差との関係から学びたいという点にある。科学技術を性能や便利さだけでなく、研究評価、社会的信頼、専門知と市民社会の関係から捉える研究は、身近な経験を大学で検証できる問いへ変えるための軸になる。
問題発見
私の過去の経験として、生成AIを使った探究学習で、短時間で情報を集められる一方、情報の信頼性や評価基準が曖昧なまま成果だけが求められることに違和感をもった。この経験から見つけた問題は、科学技術の利用を効率化だけで考えると、誰が知識を評価し、どのような根拠が社会で信頼され、技術の影響を誰が引き受けるのかを検討できないことである。高校までの学びでは、困りごとを本人の意識や一つの学校の問題として理解しがちだった。しかし、その説明だけでは、選択を左右する社会的条件や、改善に必要な制度設計を十分に考えられない。
論証
科学計量学、科学技術社会論を学ぶ意義は、教育や科学技術をめぐる問題を印象論で終わらせず、根拠をもって説明できる点にある。科学技術を性能や便利さだけでなく、研究評価、社会的信頼、専門知と市民社会の関係から捉える研究を考えるには、当事者の経験、制度の成り立ち、学校や地域の文化、データ、利害関係者の判断を照合し、どの条件が機会を広げ、どの条件が排除やリスクを生むのかを分析する必要がある。私は自分の経験から生まれた疑問を、比較可能な資料と事例に基づく問いへ深めたい。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、科学計量学、科学技術社会論、研究評価、専門知と社会的受容、科学技術が社会に与える影響の分析である。授業や演習では、理論を読むだけでなく、統計資料、学校や地域の記録、政策資料を用いて、仮説を検証する方法を身につけたい。卒業研究では、個人の選択や現場の慣行に見える出来事が社会構造や制度によってどう形づくられるのかを問い、調麻佐志先生の研究分野から、より公正で説明可能な教育と社会の仕組みを考察したい。私の将来像は、科学技術の価値とリスクを社会に伝え、技術導入の判断に根拠と対話を持ち込める政策・評価人材になることである。
解決策or結論or結果の吟味
もっとも、制度や構造を重視しすぎると、一人ひとりの工夫や地域ごとの文脈を単純化してしまう危険がある。だからこそ、数値だけで結論を急がず、現場の語りや反対意見にも注意し、限られた事例から過度な一般化をしない姿勢を保ちたい。東京科学大学で専門的な分析方法と幅広い教養を学び、根拠に基づいて問題を問い直し、他者に伝わる言葉で改善の方向を示せる力を磨きたい。
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