東京大学 法学部 法学科 苅部直 教授 志望理由書例
この記事は、東京大学法学部法学科を想定し、苅部直 教授の研究内容に接続した志望理由書例を作るためのものです。議論の整理、問題発見、原因分析、解決策、吟味の順に、研究機関としての大学に伝わる構成でまとめます。
議論の整理
苅部直 教授は、アジア政治思想史に関わる研究者です。アジア政治思想史を専門とし、日本を含む東アジアの政治思想、近代化、国家、公共性、自由や秩序をめぐる思想の形成を研究している。
共通の前提
政治思想は西洋だけで形成されたものではなく、東アジアの歴史や社会経験の中でも独自に展開してきた。
議論の論点
一般には、近代政治思想は西洋から輸入された概念として語られやすい。しかしアジア政治思想史の視点では、それらの概念が地域の歴史や言語の中でどのように受け止められたかを問う必要がある。
問題発見
私は、日本の政治教育が西洋由来の民主主義や自由を説明する一方、東アジアの思想的文脈から政治を考える機会が少ない問題を研究したい。
原因の分析
表面的には、政治思想への関心が薄い原因は現代政治との距離に見える。
しかし、思想を歴史上の知識として扱い、現在の公共性や国家観と接続していないことが関心を弱めている。
さらに根本には、政治概念の翻訳や受容の歴史を学ばないまま、現代の制度だけを当然視する問題がある。
解決策・研究計画
入学後はアジア政治思想史を学び、東アジアにおける自由・公共・国家概念の受容が現代日本の政治意識に与える影響を研究したい。
吟味
地域固有性を強調しすぎると、普遍的な人権や民主主義の価値を相対化する危険がある。普遍性と歴史的文脈の両方を検討したい。



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