東京大学 教育学部 教育心理学コース 針生悦子 教授 志望理由書例
この記事は、東京大学教育学部総合教育科学専攻・教育心理学コースを想定し、針生悦子 教授の研究内容に接続した志望理由書例を作るためのものです。議論の整理、問題発見、原因分析、解決策、吟味の順に、研究機関としての大学に伝わる構成でまとめます。
議論の整理
針生悦子 教授は、発達心理学・言語発達に関わる研究者です。子どもの言語獲得、語の意味理解、他者理解、カテゴリー形成を中心に、幼い子どもが周囲の発話や状況からどのように意味を推測し、世界を分節化していくかを研究している。
共通の前提
子どもは大人から言葉を一方的に教え込まれるのではなく、状況、相手の意図、自分の経験を手がかりに意味を獲得する。
議論の論点
一般には、語彙力は覚えた単語数で評価されやすい。しかし言語発達の研究では、子どもがなぜその意味だと推測したのかという認知過程が重要になる。
問題発見
私は、幼児期から小学校低学年にかけて、言葉の理解差が学習格差へつながる問題を研究したい。語彙不足に見える子どもの中には、言葉を学ぶ状況そのものが限られている場合がある。
原因の分析
表面的には、語彙が少ない原因は家庭での読書量や会話量の不足に見える。
しかし、子どもは単語だけでなく、相手の視線、文脈、遊び、経験を通じて意味を学ぶため、学習環境の質が大きく影響する。
さらに根本には、学校が言葉を知っていることを前提に授業を進め、意味を推測する経験の差を補う仕組みが弱い問題がある。
解決策・研究計画
入学後は言語発達と認知発達を学び、子どもが新しい語の意味を推測する場面を観察し、家庭や保育・学校環境の違いが語彙理解に与える影響を研究したい。
吟味
語彙支援を増やすだけでは、暗記中心の指導に戻る危険がある。子ども自身が意味を発見する活動を重視し、遊びや対話を通じた言語支援を考えたい。



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