東京大学 教育学部 教育学コース 小国喜弘 教授 志望理由書例
この記事は、東京大学教育学部総合教育科学専攻・教育学コースを想定し、小国喜弘 教授の研究内容に接続した志望理由書例を作るためのものです。議論の整理、問題発見、原因分析、解決策、吟味の順に、研究機関としての大学に伝わる構成でまとめます。
議論の整理
小国喜弘 教授は、日本教育史に関わる研究者です。学校教育に関する言説・制度・実践を歴史的に対象化し、戦前から戦後への教育方法の特徴をナショナリズムとの関連で読み解き、近年は障害児教育史からインクルーシブ教育を検討している。
共通の前提
現在の学校制度や教育実践は自然に成立したものではなく、歴史的な言説、制度、社会運動の積み重ねとして形づくられている。
議論の論点
一般には、インクルーシブ教育は現代的な政策課題として語られやすい。しかし教育史の視点では、障害児教育をめぐる過去の実践や運動を検証しなければ、現在の課題の根を理解できない。
問題発見
私は、特別支援や不登校支援が、制度上は整っていても、生徒を標準的な学校像に近づける支援に偏る問題を研究したい。
原因の分析
表面的には、包摂が進まない原因は人的配置や予算不足に見える。
しかし、学校が何を普通とし、誰を支援対象とするかという見方は、戦後教育の制度と実践の歴史に支えられている。
さらに根本には、教育が国民形成や標準化の論理と結びついてきた歴史を十分に問い直さないまま、包摂を進めようとしている問題がある。
解決策・研究計画
入学後は日本教育史を学び、障害児教育や不登校支援の歴史をたどり、包摂の理念が学校現場でどのように変容してきたかを研究したい。
吟味
歴史研究は過去の分析にとどまりやすい。現在の学校支援との接点を意識し、過去の実践から現代の制度設計に生かせる視点を導きたい。



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