東京大学 教育学部 教育学コース 片山勝茂 准教授 志望理由書例
この記事は、東京大学教育学部総合教育科学専攻・教育学コースを想定し、片山勝茂 准教授の研究内容に接続した志望理由書例を作るためのものです。議論の整理、問題発見、原因分析、解決策、吟味の順に、研究機関としての大学に伝わる構成でまとめます。
議論の整理
片山勝茂 准教授は、教育人間学・シティズンシップ教育に関わる研究者です。対立する価値観が並存する民主的社会はいかに可能かという問いに、ジョン・ロールズの議論を手がかりとして、シティズンシップ教育や道徳教育から取り組んでいる。
共通の前提
民主的社会では、人々が異なる価値観を持ちながらも、互いを自由で平等な市民として認める教育が必要である。
議論の論点
一般には、道徳教育は望ましい行動を教える授業として理解されやすい。しかし教育人間学の視点では、価値観が対立する社会で、どのように公正な対話を可能にするかが問われる。
問題発見
私は、学校の道徳や主権者教育が、対立を避けるために無難な合意だけを扱い、生徒が本当の価値対立を考える機会を失っている問題を研究したい。
原因の分析
表面的には、生徒が社会問題を語れない原因は知識不足に見える。
しかし、教室で異なる意見を述べることへの不安、教師の中立性への迷い、評価の難しさが議論を浅くしている。
さらに根本には、学校が民主主義を知識として教えながら、実際の価値対立を扱う教育方法を十分に持っていない問題がある。
解決策・研究計画
入学後は教育人間学と政治哲学を学び、シティズンシップ教育において価値対立を公正に扱う授業設計を研究したい。
吟味
対立を扱う授業は、生徒を傷つけたり分断を強めたりする危険がある。安全な対話の条件と教師の介入方法を具体的に検討したい。



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