議論の整理
私が東京大学文学部人文学科を志望する理由は、鈴木 将久先生の研究内容に関わる中国近現代文学、上海モダニズム、西洋思想受容、文化変容を手がかりに、言葉、制度、資料、社会の動きを根拠に基づいて考える力を身につけたいからである。高校までの学びでは、関心のある出来事を調べることはできても、対象をどの資料で確かめ、どの概念で説明し、どの限界を認めるべきかを十分に整理できていなかった。私は志望理由、過去の経験、入学後に学びたいこと、将来像を一つの線で結び、確認できる研究内容に沿って学びを深めたい。
問題発見
関心の出発点は、近代文学を読んだ際、翻訳語や都市表象が単なる模倣ではなく、その社会の不安や期待を映していると感じた経験である。そこから私が見つけた問題は、中国近現代文学を西洋化の成功や失敗として単純化すると、都市、出版、政治、伝統文化の中で外来思想が選び直され、独自の文学文化へ変化した過程を読めないことである。身近な疑問は、感想のままでは研究にならない。資料の成立、言葉の使われ方、制度や社会との関係を分けて考えなければ、表面的な理解にとどまってしまう。だからこそ、大学では専門的な読解と分析の方法を学び、自分の問いを検証可能な形へ鍛えたい。
論証
東京大学文学部人文学科で学ぶ意義は、個別の作品や制度を暗記するだけでなく、資料を読み、概念を比較し、歴史的背景と現在の問題意識を往復しながら考えられる点にある。鈴木 将久先生について公開情報で確認できる中国近現代文学、上海モダニズム、西洋思想受容、文化変容は、私の関心を漠然とした興味にとどめず、研究分野に即した学修計画へ結びつける軸になる。専門語を借りるだけで終わらせず、原典、資料、先行研究を丁寧に読み、どの根拠からどこまで言えるのかを自分の言葉で説明できるようになりたい。
解決策or結論or結果
入学後は、中国近現代文学、翻訳論、都市文化史を学び、上海モダニズムにおける都市経験、西洋思想の受容、伝統文化の変容を資料に基づいて研究したい。講義では基礎概念と研究史を確認し、演習では資料の読み方、論点の立て方、反論可能性の吟味を重視したい。これまでの私は、関心のあるテーマを広く調べる一方で、結論を支える根拠を十分に整理できていなかった。大学ではその弱点を克服し、将来は、文化交流を一方向の影響関係としてではなく、受容側が外来形式を組み替える営みとして分析し、東アジア近代文学を広い視野で説明できる人材を目指す。そのために、読解力、調査力、文章で論理を組み立てる力を段階的に鍛えたい。
解決策or結論or結果の吟味
この志望理由の課題は、人文学科の学びが広く、関心だけを述べると焦点が曖昧になる点である。そのため、鈴木 将久先生の公式プロフィール等で確認できる研究内容を入口にし、確認できない授業名や論文名を根拠として扱わない。現時点の私は専門的な研究手法を学び始める段階にあるが、過去の経験、入学後に学びたいこと、将来像は一つの方向につながっている。根拠を確かめながら、東京大学文学部人文学科で自分の問いを深めたい。
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