議論の整理
私の志望理由は、東京大学教養学部学際科学科地理・空間コースで人文地理学を学び、農村地域の土地利用変化と持続可能性を研究したいからです。私の過去の経験として、親戚の地域で耕作されなくなった田畑が増える一方、観光施設や太陽光発電設備の設置をめぐって住民の意見が分かれる場面を見ました。永田 淳嗣先生については、公式の地理・空間コース教員一覧で人文地理学を専門分野として確認できます。私は農村を懐かしい風景としてだけでなく、生活と経済の場として考えたいです。
問題発見
私が問題だと感じたのは、農村の課題が高齢化や担い手不足という言葉でまとめられ、土地ごとの利用可能性や地域の意思決定が見えにくくなることです。耕作放棄地、森林管理、移住者の受け入れ、観光開発、再生可能エネルギーは同じ地域空間をめぐって関係しています。高校の探究では、農地を守るべきだという意見と新しい収入源が必要だという意見のどちらにも理由があると感じました。この対立を空間的に整理する方法を学びたいです。
論証
人文地理学を学ぶ意義は、土地利用を自然条件だけでなく、所有関係、労働力、地域政策、住民の価値観、外部企業との関係の中で捉えられる点にあります。農村では、一つの土地が食料生産、景観、災害防止、地域文化、収入源という複数の意味を持ちます。東京大学教養学部学際科学科で地図、統計、聞き取り、地域資料を組み合わせて学べば、土地利用の変化を単なる衰退や開発ではなく、地域の選択として分析できると考えています。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、人文地理学、地域調査、地図資料の読解、農村社会の基礎です。研究では、中山間地域を対象に、農地や森林の利用変化、所有者の意向、自治体計画、住民合意の過程を照合し、どの土地利用が生活と環境保全を両立しやすいかを考えたいです。永田先生の専門分野である人文地理学を手がかりに、農村の持続可能性を現場の条件から検討します。将来像は、地域計画や農村政策に関わり、土地をめぐる合意形成を支える人材になることです。
解決策or結論or結果の吟味
ただし、農村の持続可能性を語る際には、外部の理想を押しつける危険があります。景観を守ることを強調しすぎれば、そこで暮らす人の収入や労働負担を軽視してしまいます。一方で、収益性だけを追えば、地域の記憶や環境機能を失う可能性があります。私は資料の偏りと自分の立場を点検し、住民、行政、外部事業者の視点を分けて整理しながら、根拠ある地域理解を深めたいです。
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