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北海道大学 獣医学部 共同獣医学課程 市居 修先生 ゼミ 志望理由書

議論の整理

私は、動物のからだの形を単なる暗記ではなく、器官の働きや病気の理解へつながる情報として読み解ける獣医師を目指している。高校で解剖実習の記録をまとめた際、骨格や臓器の配置には、その動物の生活様式や病態を考える手がかりが含まれていることに強く引かれた。北海道大学獣医学部共同獣医学課程で、解剖学教室に所属する市居修先生のもと、形態を観察し、生命現象を構造から説明する力を身につけたい。

問題発見

私が課題だと感じるのは、動物医療では検査値や画像所見に注目しやすい一方、器官や組織の形態を根拠にして変化の意味を考える訓練が不足すると、症状の背景を立体的に理解できない点である。高校の探究では、脊椎動物の骨格比較を行ったが、名称を覚える段階にとどまり、形の違いが機能や疾患の現れ方にどう関係するのかまでは説明できなかった。獣医学では、形を読む基礎力が診療にも研究にも不可欠だと考える。

論証

市居先生が所属する解剖学教室は、動物の形態を読み解くことを重視し、獣医師と獣医科学者の育成を目指している。解剖学を学ぶ意義は、細胞、組織、器官、個体の階層をつなぎ、目の前の所見を生命現象の全体像へ結びつけられる点にある。入学後は、解剖学、組織学、生理学、発生学、画像診断の基礎を学び、観察した構造を言葉と図で正確に説明する力を養いたい。

解決策or結論or結果

入学後は、共同獣医学課程で獣医学の基礎と臨床を段階的に学び、卒業研究では器官や組織の形態変化が動物の機能や病態にどう関わるかを扱うテーマに取り組みたい。高校で標本観察を記録した経験を発展させ、観察、比較、計測、考察を一連の方法として身につける。将来は伴侶動物や産業動物の診療で、検査結果だけに頼らず、形態学的根拠から病態を説明できる獣医師になりたい。

解決策or結論or結果の吟味

ただし、形態の観察だけで病気や機能をすべて説明できるわけではない。構造の変化は生理、免疫、遺伝、環境、飼育条件と関わるため、解剖学を他分野と切り離して学ぶと判断を誤る可能性がある。市居先生の研究内容に基づいて解剖学を学びながら、観察結果を生理学や病理学の知識と照らし合わせたい。私は、動物のからだを丁寧に読み解く基礎力を、信頼される獣医療へつなげたい。

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