議論の整理
私が北海道大学理学部化学科を志望する理由は、上野 貢生先生の研究内容に関わるナノ構造の光物性と光化学に関する研究を手がかりに、物質の性質を暗記ではなく、構造、測定、機能の関係から理解する力を身につけたいからである。北海道大学理学部化学科の公式教員一覧では、上野 貢生先生について、研究内容がナノ構造の光物性と光化学であると確認できる。私はこの公開情報を出発点に、過去の経験から生まれた疑問を、入学後の学びと将来像へ結びつけたい。
問題発見
関心の出発点は、金属ナノ粒子の色が粒子の大きさや形で変わることを調べ、物質の見た目が構造と光の相互作用で決まる点に強くひかれたことである。高校までの化学では、反応式、物質名、性質、計算方法を正確に身につけることを重視してきた。一方で、研究として化学を考えるには、観察された結果を支える分子や材料の構造、測定条件、理論的な説明を結びつける必要がある。私が見つけた問題は、色や発光を現象として眺めるだけでは、ナノ構造、電子状態、光励起、化学反応がどのようにつながるのかを説明できないことである。現象を感想で終わらせず、どの証拠からどこまで説明できるのかを考えたい。
論証
北海道大学理学部化学科で学ぶ意義は、理学を基盤として化学の本質を問い、基礎的な理解を新しい材料や計測、反応設計へつなげられる点にある。ナノ構造の光物性と光化学に関する研究は、目の前の結果を一つの成功例として扱うのではなく、分子構造、エネルギー、相互作用、測定方法を対応させる姿勢を必要とする。上野 貢生先生の研究内容に関わるナノ構造の光物性と光化学は、私の問題意識を具体的な検討対象へ変える軸になる。基礎を丁寧に積み上げれば、身近な疑問を化学の研究課題として説明できると考える。
解決策or結論or結果
入学後は、物理化学、分析化学、無機化学、分光法を基礎から学び、光とナノ物質の相互作用を測定結果から考えることを重視する。基礎科目では、公式や反応例を覚えるだけでなく、なぜその性質が現れるのかを構造とエネルギーの観点から考えたい。実験では、操作手順を追うだけでなく、対照条件、測定値のばらつき、解釈の限界を記録する。これまでの私は、興味を持った現象を化学のどの分野の言葉で扱えばよいのかを十分に整理できなかった。大学では、文献を読み、実験と理論を往復しながら、自分の問いを検証可能な形へ整える。将来は、ナノ構造の光機能を理解し、環境計測や材料開発に役立つ光化学の研究に携わる研究者を目指す。
解決策or結論or結果の吟味
この志望理由の課題は、化学への関心が広がりやすく、教員名や研究内容を挙げるだけでは学びの焦点が曖昧になる点である。そのため、入学後は上野 貢生先生の研究内容に関わるナノ構造の光物性と光化学を入口にしつつ、確認できる公開情報の範囲を超えて固有の授業名や論文名を決めつけない姿勢を保ちたい。志望理由、過去の経験、入学後に学びたいこと、将来像を結び、基礎化学と応用可能性を往復しながら、自分の問いを更新していく。
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