議論の整理
私は、生命が持つ環境保全の仕組みを理解し、持続可能な社会に役立つ生物機能を学びたい。気候変動や資源制約について調べる中で、環境問題は工学的な対策だけでなく、植物や微生物が本来持つ機能を理解し利用する視点が必要だと感じた。北海道大学理学部生物科学科で、鷲尾健司先生の研究内容に基づき、環境生物科学と分子生物学を学びたい。
問題発見
私が問題だと考えるのは、人間活動と自然環境を切り離して考えると、地球環境を保全する生命システムの本質を見誤る点である。植物、微生物、物質循環、人間の利用は相互に関係しており、単独の生物機能だけを取り出しても、環境マネジメントとして成立するとは限らない。高校では環境問題を知識として学んだが、自然界に見出される生物機能をどのように分子レベルで理解し、保全へ結びつけるのかは十分に考えられなかった。
論証
鷲尾先生は、環境生物科学と分子生物学を研究分野とし、地球環境を保全する生命システムの理解を研究テーマとしている。公式プロフィールでは、遺伝子制御、環境科学、植物科学、微生物生産がキーワードとして示され、自然界に見出された多様な生物機能を利用して、環境をマネジメントする新しい手法を開発する研究が確認できる。生物機能を環境創造へつなげる姿勢に惹かれる。
解決策or結論or結果
入学後は、分子生物学、植物科学、微生物学、環境科学、遺伝子制御、代謝、培養実験、データ解析を学びたい。卒業研究では、植物や微生物の環境応答、物質生産、遺伝子制御に関わるテーマに取り組み、自然現象を分子の働きから説明する力を養いたい。将来は、生物機能を利用した環境保全技術の基礎を築き、地球資源の制約と人間活動の両方を見据えた研究者を目指す。
解決策or結論or結果の吟味
ただし、生物機能を環境問題の解決策として扱う際には、実験室で有効な機能が社会や自然環境で同じように働くとは限らない。微生物生産や植物機能を利用する場合も、エネルギー収支、周辺生態系、長期的な影響を検証する必要がある。鷲尾先生の研究内容に基づき、分子レベルの理解を出発点にしながら、地球環境という大きなシステムの中で結果を吟味する姿勢を身につけたい。
字数: 921字


