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北海道大学 理学部 生物科学科 竹内 勇一先生 ゼミ 志望理由書

議論の整理

私は、動物の行動に現れる右利きと左利きのような偏りが、脳神経系、遺伝子、生態環境とどのように結びつくのかを学びたい。高校の部活動で、利き手によって動作の得意不得意や反応速度が変わることを実感し、この差が人間だけでなく多くの動物に見られると知って関心を深めた。北海道大学理学部生物科学科で、竹内勇一先生の研究内容に基づき、神経行動学、行動生態学、神経生態学、神経科学、ゲノミクスを学びたい。

問題発見

私が問題だと考えるのは、行動の左右差を単なる癖として見るだけでは、その発達過程や進化的な意味を説明できない点である。利きは運動の成績や捕食行動に関わる一方、右利きと左利きの脳神経系の違い、遺伝子や分子による調節、どのように集団内で維持されるのかには未解明の部分が多い。高校では神経系と進化を別々に学んだが、行動が淘汰の対象となり、神経回路やゲノムと結びついて変化する過程までは考えられなかった。

論証

竹内先生は、淘汰の基盤となる神経機構として、右利きと左利きを司るメカニズムを研究テーマとしている。公式プロフィールでは、学習、神経回路、進化がキーワードとして示され、利きが顕著なアフリカの鱗食性シクリッドを用いて、神経科学、ゲノミクス、行動学、生態学、進化学の多角的アプローチから研究していることが確認できる。非モデル動物の精巧な行動を、ゲノムから生態までつなげて捉える姿勢に惹かれる。

解決策or結論or結果

入学後は、神経生物学、行動生態学、進化生物学、ゲノミクス、魚類生態、統計解析、行動観察、神経回路解析を基礎から学びたい。卒業研究では、左右性を持つ行動がどのように発達し、脳の構造や遺伝的背景、捕食の成否と関係するのかを扱うテーマに取り組みたい。将来は、動物の複雑な行動が環境の中でどのように選ばれ、神経機構として形づくられるのかを明らかにする研究者を目指す。

解決策or結論or結果の吟味

ただし、利きの研究では、行動の偏りが神経回路の差を反映しているのか、経験や環境によって後から強まったのかを慎重に区別する必要がある。鱗食性シクリッドで得た知見を他の動物やヒトの利き手へ広げる際にも、体の構造、生活史、捕食様式の違いを考慮しなければならない。竹内先生の研究内容に基づき、行動、神経、ゲノム、生態を往復しながら、進化的な説明を吟味する力を身につけたい。

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