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北海道大学 理学部 生物科学科 澤田 明先生 ゼミ 志望理由書

議論の整理

私が北海道大学理学部生物科学科を志望する理由は、澤田 明先生の研究内容に関わる島嶼生物学、個体群生態学、進化生態学、鳥類学、個体識別された鳥類の長期研究個体群を用いた進化研究を手がかりに、生物の多様性を観察の印象で終わらせず、分類、発生、進化、環境との関係から理解する力を身につけたいからである。公式プロフィールでは、澤田 明先生について研究分野と研究テーマが確認できる。私はその公開情報を出発点に、過去の経験から生まれた疑問を、入学後の学びと将来像へ結びつけたい。

問題発見

関心の出発点は、同じ地域で観察した鳥の個体差や繁殖の成否が、短い観察だけでは偶然なのか環境や遺伝に関わる現象なのか分からないと感じたことである。高校までの生物では、分類、遺伝、進化、生態、発生をそれぞれ学んできたが、実際の生物を前にすると、どの特徴を根拠に比較し、どの範囲まで説明できるのかを判断する難しさがある。私が見つけた問題は、進化や個体群動態は複数世代の記録がなければ見えにくく、短期的な観察だけでは配偶者選択、生活史、近親交配の影響を判断しにくいことである。生物の違いや変化を単なる例外として片づけず、観察、記録、実験、分子情報、環境条件を組み合わせて検証できるようになりたい。

論証

北海道大学理学部生物科学科で学ぶ意義は、生物を一つの階層だけで捉えず、分子、細胞、個体、集団、種、生態系を行き来しながら考えられる点にある。島嶼生物学、個体群生態学、進化生態学、鳥類学、個体識別された鳥類の長期研究個体群を用いた進化研究は、目の前の現象を名前や印象で整理するだけでなく、その背景にある進化の歴史、発生の仕組み、地域差、研究方法の限界を問い直す姿勢を必要とする。澤田 明先生の研究内容に関わるリュウキュウコノハズクを対象に標識個体群の長期データから進化のメカニズムを調べる研究は、私の問題意識を具体的な研究対象へ変える軸になる。基礎を丁寧に積み上げれば、身近な疑問を生物学の問いとして説明できると考える。

解決策or結論or結果

入学後は、生態学、進化学、鳥類学、標識再捕獲、統計解析、島嶼生物学を学び、長期データから現在進行形の進化を読み解くことを重視する。講義では用語を覚えるだけでなく、どの証拠がどの結論を支えているのかを意識して学びたい。実験や野外調査では、採集条件、観察記録、比較対象、測定値のばらつき、解釈の限界を丁寧に残す。これまでの私は、興味を持った生物を調べても、どの視点から問いを立てるべきかを十分に整理できなかった。大学では、文献を読み、観察と実験、分子情報を往復しながら、自分の問いを検証可能な形へ整える。将来は、長期野外研究を通じて島の鳥類個体群の変化を説明し、基礎研究と保全判断の双方に貢献する研究者を目指す。

解決策or結論or結果の吟味

この志望理由の課題は、生物多様性や生命現象への関心が広がりやすく、教員名や研究内容を挙げるだけでは学びの焦点が曖昧になる点である。そのため、入学後は澤田 明先生の研究内容に関わるリュウキュウコノハズクを対象に標識個体群の長期データから進化のメカニズムを調べる研究を入口にしつつ、確認できる公開情報の範囲を超えて固有の授業名や論文名を決めつけない姿勢を保ちたい。志望理由、過去の経験、入学後に学びたいこと、将来像を結び、基礎生物学と社会で必要とされる保全、資源理解、環境理解を往復しながら、自分の問いを更新していく。

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