議論の整理
私は、性がどのように決まり、性染色体が進化の中でどのように変化してきたのかを学びたい。高校でXY型やZW型の性決定を学んだ時、教科書では規則として整理されていたが、例外的な生物がどのように性を決めているのかに強く興味を持った。北海道大学理学部生物科学科で、黒岩麻里先生の研究内容に基づき、分子細胞遺伝学と性染色体進化を学びたい。
問題発見
私が問題だと考えるのは、性決定を固定された仕組みとして覚えるだけでは、生物が持つ多様な性決定機構や進化の過程を理解できない点である。哺乳類ではSRY遺伝子やY染色体が重要だと学ぶが、Y染色体やSRY遺伝子を持たない哺乳類も存在する。鳥類ではZZとZWの組み合わせが知られていても、性決定遺伝子や分子機構には未解明の部分がある。知識の例外にこそ、生命現象の本質があると感じた。
論証
黒岩先生は、分子細胞遺伝学を研究分野とし、哺乳類、鳥類の性決定メカニズムと性染色体の進化を研究テーマとしている。公式プロフィールでは、性決定、性染色体、有性生殖がキーワードとして確認できる。Y染色体とSRY遺伝子を持たないトゲネズミがどのように性を決定するのか、またニワトリ、ウズラ、エミューを用いて鳥類の性決定機構へ迫る研究に惹かれる。
解決策or結論or結果
入学後は、遺伝学、細胞生物学、発生生物学、ゲノム解析、染色体解析、組織観察、進化生物学、統計を基礎から学びたい。卒業研究では、性染色体の構造変化、性決定遺伝子、生殖腺の発生に関わるテーマに取り組み、染色体と細胞レベルの現象を結びつけて理解したい。将来は、性決定の多様性と進化を明らかにし、有性生殖の成立を理解する研究者を目指す。
解決策or結論or結果の吟味
ただし、特定の動物で見つかった性決定機構を他の生物へ一般化するには慎重さが必要である。染色体構造、遺伝子発現、生殖腺発生、系統的位置は互いに関係するが、一つの観察だけでは因果を断定できない。天然記念物など希少な動物を扱う研究では、倫理性と保全への配慮も欠かせない。黒岩先生の研究内容に基づき、例外的な生命現象を丁寧に検証する姿勢を身につけたい。
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