■ 古文(1日3時間・1ヶ月目〜3ヶ月目、古文が終わり次第、漢詩が出てくる学部を受ける場合は漢文に移る。必要ない場合は現代文に)
まず、古文についてだが、こればかりは文法を習熟する必要がある。文法がわかるだけである程度わかる問題が多いためである。まずは、活用表の暗記が一つの課題になるが、活用表についてはまず已然形などの意味を知り、次いでそれぞれの助動詞の意味を知り、「く・から・く・かり・し・き・かる・けれ・かれ」などといった無味乾燥な活用表を覚えるのは難しいだろうから、具体的な言葉の中に入れ込んで活用を習得したほうが良い。
ステップアップノート30などが解説もわかりやすくておすすめであるので使うと良い。まず活用表など習得すべきことを一通り習得し終えたら、1日1ステップずつ演習し、昨日と一昨日の問題については全問解き直すと良いだろう。
また、それが終わり次第、今度は読み解き古文単語を暗誦する。読み解き古文単語はCDがないため、自分で見開き1ページごと1分程度で音声を吹き込み、ランニングがてらこれを暗誦できるようにすると良いだろう。もちろん、解釈を行うこともわすれてはならない。マドンナ古文などを参考に、自力で解釈を試み、先生に添削してもらおう。これを1ヶ月ほど行えば、古文単語と解釈については一通り問題なくなっていることがわかるはずだ。
最後には、早稲田・上智受験の人も鉄緑会の東大古文問題集を行う。これはおおよそ考えうるかぎり最も解説の細かい東大古文についての解説書である。これができれば、他の私大の過去問でも間違いなく対応できる。マーク式の対策であれ、記述でも十分対応できるほどの実力があるか否かが求められるためこれは決して遠回りではない。
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