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京都大学 文学部 人文学科 千田 俊太郎先生 ゼミ 志望理由書

議論の整理

私が京都大学文学部人文学科を志望する理由は、言語を単なる意思疎通の道具ではなく、人々の記憶、関係、文化を支える仕組みとして研究したいからである。千田 俊太郎先生について公式情報で確認できる記述言語学、パプア諸語、朝鮮語、エスペラントは、主要な大言語だけでは見えにくい文法の多様性や社会的機能を考える手がかりになる。京都大学で人文学の基礎を学び、言語を資料に即して丁寧に記述し、比較する力を身につけたい。

問題発見

地域の多文化交流会で、参加者が日本語、英語、母語を切り替えながら説明し合う場面を見た。私は最初、共通語があれば十分だと考えていたが、実際には母語で語られる言葉に、家族の記憶や地域の習慣、冗談の感覚が含まれていた。翻訳できる意味だけを追うと、話者がその言語を選ぶ理由や、言語が関係を作る働きを見落としてしまう。また、少数言語や人工言語に対する関心は、珍しさではなく、人がどのように言葉を作り、保ち、使い分けるのかを考える入口だと気づいた。

論証

記述言語学では、既存の文法分類に当てはめるだけでなく、話者の実際の用法を観察し、音、語、文、意味の関係を資料から説明する姿勢が求められる。パプア諸語のような多様な言語、朝鮮語の体系、エスペラントの設計性に目を向けることは、言語を自然なものと人工的なもの、大きなものと小さなものに分けて単純化する見方を問い直す。私は高校で方言をテーマに聞き取りを行い、同じ語でも世代によって使い方や価値づけが異なることを知った。この経験から、言語研究には、聞き取った事実を正確に記録し、社会的背景と結びつけて解釈する方法が必要だと考える。

解決策or結論or結果

入学後は、文学部で人文学の幅広い基礎を学び、言語学の理論、資料読解、フィールドワーク、比較の方法を段階的に身につけたい。千田先生の専門分野を手がかりに、少数言語や人工言語がどのような文法的特徴をもち、話者や使用者にとってどのような意味をもつのかを研究したい。将来は、教育、翻訳、地域文化の記録に関わり、言語の多様性を単なる保護の対象としてではなく、人々が世界を理解する方法として伝えられる人材になりたい。京都大学で、資料に基づいて言葉を扱う厳密さを養う。

解決策or結論or結果の吟味

ただし、言語の多様性を語るときには、研究者が外側から価値を決めつける危険がある。少数言語を守るべきだと述べるだけでは、話者自身の選択や生活上の必要を見落とすかもしれない。人工言語についても、理想だけでなく、実際にどのような共同体で使われるかを見なければならない。私は京都大学で、資料、話者、歴史的背景を尊重しながら、自分の解釈を常に点検する姿勢を学びたい。言葉を通じて人間の多様な生き方を理解し、記録と共有に貢献することが、私の志望する学びである。

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