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京都大学 法学部 法学科 荻野 奈緒先生 ゼミ 志望理由書

議論の整理

私は、民法を日常生活の紛争解決の道具としてだけでなく、家族、契約、所有、損害賠償を通じて人と人の関係を調整する制度として学びたい。京都大学法学部法学科を志望するのは、日本法を基礎から学びつつ、外国法との比較を通じて制度の前提を相対化する力を得たいからである。荻野 奈緒先生については、京都大学法学部・法学研究科の教員一覧でフランス法・民法を研究領域として確認できる。

問題発見

身近な消費者トラブルを調べた際、契約書に書かれた内容を形式的に読むだけでは、情報格差、説明不足、当事者の信頼関係を十分に扱えないと感じた。日本の民法だけを当然の前提として見ると、なぜその救済が選ばれているのか、他の制度設計があり得るのかを考えにくい。私はこの経験から、民法を比較法の視点で学び、制度の背景を理解したいと考えるようになった。

論証

フランス法・民法を学ぶ意義は、契約、責任、家族、財産をめぐる考え方を比較し、同じ問題に対する法的解決が国や歴史によって異なることを検討できる点にある。比較法は外国制度の紹介にとどまらず、日本法の概念や救済方法を問い直す手がかりになる。荻野先生の確認できる研究領域に学べば、当事者の意思、信頼、損害の公平な分担を、より広い視野から考えられる。

解決策or結論or結果

入学後は、民法総則、契約、不法行為、家族法を基礎から学び、フランス法を含む比較法の文献にも挑戦したい。判例や制度を読む際には、当事者の関係、情報の偏り、救済の目的、社会的背景を分けて整理する。将来は、法律専門職または消費者政策、国際取引、家族支援に関わり、制度の違いを理解したうえで当事者に納得できる解決を示せる人材になりたい。

解決策or結論or結果の吟味

ただし、外国法への関心を強調しすぎると、日本社会の実情や現在の判例実務から離れてしまう危険がある。反対に、日本法だけを内側から見れば、制度の選択肢を狭く捉えてしまう。だからこそ、京都大学法学部で民法の基礎を徹底し、荻野先生のフランス法・民法を手がかりに、比較の視点から日本法の可能性と限界を考えたい。異なる制度を比べる際も、結論の違いだけでなく、その背後にある社会観と当事者像を丁寧に読み解きたい。

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