議論の整理
私は、人がロボットやAIをどのように信頼し、責任を誰に帰属させ、制度の中でどのように受け入れるのかを学びたい。京都大学法学部法学科を志望するのは、法学と政治学の基礎を学びながら、技術導入が人の判断や合意形成に与える影響を考えたいからである。上出 寛子先生については、京都大学法学部・法学研究科の教員一覧で社会心理学・Human-Robot Interactionを研究領域として確認できる。この領域は、人と技術の関係を制度設計へつなげたい私の関心に合っている。
問題発見
高齢者施設で使われる見守り機器について調べた際、事故防止に役立つ一方で、本人の同意、監視される感覚、職員の判断への依存が問題になると考えた。技術は中立に見えても、利用者がどの程度理解し、どれほど信頼し、拒否できる選択肢を持つかによって意味が変わる。私はこの経験から、技術導入を便利か危険かで評価するだけでは、弱い立場の利用者を守る制度を設計できないと感じた。
論証
社会心理学とHuman-Robot Interactionを法学部で学ぶ意義は、人間の認知や信頼の形成を踏まえて、制度の実効性を検討できる点にある。介護、医療、教育、行政でロボットやAIを使う場合、説明責任、同意、責任分配、差別や排除の防止が課題になる。上出先生の確認できる研究領域に学べば、人が技術をどう受け止めるかを踏まえ、法制度や公共政策が現場でどのように働くかを具体的に考えられる。
解決策or結論or結果
入学後は、憲法、民法、行政法、刑法、訴訟法、政治学を幅広く学び、権利保障と政策過程の基礎を固めたい。そのうえで、技術利用をめぐる事例について、利用者、提供者、事業者、行政の立場を分け、信頼、同意、説明、救済の仕組みを整理する。将来は、福祉や医療、公共政策の分野で、人に寄り添う技術導入と利用者保護を両立させる制度づくりに貢献したい。
解決策or結論or結果の吟味
ただし、人の心理に注目するだけでは、法的権利や手続の具体性が不足する。反対に、条文だけで制度を考えると、現場で人がどのように不安を感じ、どの情報を理解できないのかを見落とす。だからこそ、京都大学法学部で法学と政治学の基本を学び、上出先生の研究領域を手がかりに、人間理解と制度設計を往復する姿勢を身につけたい。
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