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京都大学 農学部 地域環境工学科 鬼塚 健一郎先生 ゼミ 志望理由書

議論の整理

私は、農村計画学・地域参加、知識共創、デジタル基盤の視点から、農業・農村地域の課題を根拠に基づいて分析し、持続可能な地域づくりへ結びつける力を身につけたいと考え、京都大学農学部地域環境工学科を志望する。地域活動の聞き取りで、移住者、農家、行政担当者が同じ課題を別の言葉で語っている場面に触れ、情報共有の方法が計画の成否を左右すると感じた。この経験から、地域環境の問題は一つの施設や一時的な現象だけでは説明できず、自然条件、技術、管理の担い手、地域の意思決定を分けて考える必要があると感じた。鬼塚 健一郎先生の専門分野は、私が現場で抱いた疑問を学問として深めるうえで重要な手がかりになる。

問題発見

私が問題だと考えるのは、農業・農村の課題が、目に見える不便や効率だけで語られやすい点である。農村の課題は人口減少や施設不足のように見えても、関係者の経験知、行政データ、地理情報、将来像の違いが重なっている。地域環境工学では、水、土、緑、生産管理、食料、エネルギー、情報を工学的に扱い、自然環境との調和と地域の持続性を両立させる姿勢が必要になる。高校で地域調査を行ったときも、聞き取りで得た実感と観察結果を結びつけるだけでは、なぜ課題が生じ、どの対策が長続きするのかを十分に説明できなかった。

論証

この不足を補うには、現場の観察、資料、データ、理論を往復しながら原因を段階的に分析する力が欠かせない。鬼塚 健一郎先生の農村計画学・地域参加、知識共創、デジタル基盤に関する研究内容は、農業・農村を単なる生産の場ではなく、環境、技術、制度、人の判断が重なる場として捉える点で、私の関心と重なる。私は、測定値や地図、聞き取り、運用ルールを別々に扱うのではなく、目的に応じて比較し、限界も含めて説明する学びを重視したい。そうすることで、表面的な解決策ではなく、地域で実際に使われ、更新される提案に近づけると考える。

解決策or結論or結果

入学後は、数学、物理、生物、情報、環境工学の基礎を固めたうえで、農村計画、参加型調査、地域情報学、地理情報、合意形成の基礎を学び、地域参加とデジタル技術を結ぶ計画手法を研究したい。調査や解析では、対象、仮説、比較方法、データの限界を明確にし、結果を現場の意思決定へどう接続するかまで考えたい。また、農業生産だけでなく、防災、資源管理、地域参加との関係も学び、専門が進んだ段階では鬼塚 健一郎先生の研究分野に関する文献を読み、確認できる専門内容に即して自分の問いを絞り込む。将来は、地域の知識とデータを結びつけ、住民が納得して更新し続けられる農村計画の実践に貢献したい。

解決策or結論or結果の吟味

この志望計画の弱点は、地域環境工学への関心が広く、技術、制度、地域参加のどこに重点を置くかが曖昧になりやすい点である。そこで、まずは鬼塚 健一郎先生の農村計画学・地域参加、知識共創、デジタル基盤という確認できる専門分野に根ざして基礎を固め、応用を語るときも再現性、費用、維持管理、現場で使う際の責任を検討する。大学での学びを通じて、現場の困りごとを単純化せず、根拠に基づいて社会へ返せる研究姿勢を身につけたい。

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